
相続や終活は「いつかやればいい」と先延ばしにされがちですが、家族の形が多様化した現代では、その“いつか”を待っている余裕はありません。
配偶者がいない、子どもがいない、事実婚や再婚といった状況が増える中で、従来の「家族が自然に引き継いでくれる」という前提は成り立たなくなっています。
本書『おひとりさま・おふたりさまの相続・終活相談』は、まさにそんな時代に必要な“自分の人生を自分の意思で締めくくるための道しるべ”となる一冊です。
単身で暮らしている方や子どものいない夫婦は、財産が誰に渡るのか、もしもの時に誰が手続きをするのかといった点が非常に複雑になりやすく、その構造は想像以上に誤解されがちです。
本書は、弁護士と税理士という相続の専門家が、法律・税金・制度を初心者にも理解できるようかみ砕いて説明し、モデルケースやイラストを用いて「自分だったらどうなるのか」がすぐにイメージできるつくりになっています。
読み進めるほどに、普段気づかなかったリスクや必要な準備が自然と見えてきます。
さらに本書では、財産管理や遺言書だけでなく、死後の連絡・SNSの削除・遺品整理・ペットの行く先・お墓の管理など、現代の“終活の現実”まで丁寧にカバーしています。
誰もが避けて通れないテーマだからこそ、一度立ち止まって向き合う価値があります。
あなた自身はもちろん、家族や大切な人に負担を残さないために、本書は「最初に手に取るべき一冊」といえるでしょう。
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書籍『おひとりさま・おふたりさまの相続・終活相談』の書評

「相続」や「終活」というテーマは、多くの人が“いつか考えなければいけない”と思いつつ、後回しにしがちな領域です。とくに、おひとりさま(単身)や、おふたりさま(子どものいない夫婦)は、法律上の相続の仕組みが直感とズレやすいため、事前の準備が非常に重要になります。
このパートでは、以下の4つの視点から本書を詳しく見ていきます。
- 著者:菊間 千乃のプロフィール
- 本書の要約
- 本書の目的
- 人気の理由と魅力
以下でひとつずつ掘り下げていくことで、「どんな人が、何のために、どのようなアプローチで書いた本なのか」が自然と立体的に見えてきます。
著者:菊間 千乃のプロフィール
菊間千乃さんは、元フジテレビアナウンサーから弁護士へと転身した、極めてユニークで希少なキャリアを持つ法律専門家です。テレビという“伝える力”が強く求められる世界と、法律という“論理と専門性”が中心になる世界の両方で実績を積んだ人物であり、本書の「難しい内容をわかりやすく伝える」という特徴を支えているのがまさにこのバックボーンです。
アナウンサーとしては、情報番組やスポーツ中継、報道など多様なジャンルを担当し、膨大な情報を整理して言葉にする訓練を重ねてきました。その後、司法試験に合格して弁護士となり、企業法務、労働問題、危機管理、紛争対応、相続分野など、幅広い領域で実務経験を積んでいます。アナウンサー時代の「人に伝える力」と、法律家としての「理論的・実務的な分析力」が融合しているため、一般の人にとって理解のハードルが高い法律問題でも、専門性を損なうことなく、平易で噛み砕いた説明ができる点が大きな強みです。
また、近年では全国の金融機関や自治体で、相続や終活をテーマにした講演も多数行っています。そこで接してきた相談事例や困りごとの蓄積が、本書の“現場に寄り添った解説”に活かされています。単なる法律論ではなく、人々のリアルな不安やトラブルの傾向を踏まえているため、生活者の視点に立った実践的なアドバイスが自然に文章に組み込まれています。
法的なアドバイスは、条文の知識だけでは成立しません。
社会の変化や人々の生活実態を理解しながら、制度の使い方を“翻訳する力”こそ実務家の価値です。
菊間さんはまさにその翻訳能力に優れた専門家です。
本書の要約
本書は、“おひとりさま”や“おふたりさま”に特化した相続・終活の解説書であり、法的知識がまったくない人でも読み進められるように、85のQ&A形式で書かれています。相続の基本的な仕組みから、家族関係が複雑なケース、さらには現代社会ならではの死後事務やSNSの処理まで、幅広いテーマを網羅しています。
従来の相続本は「夫・妻・子ども」という典型的な家族像を前提としており、これに当てはまらない人にとっては“自分の問題がどこにも載っていない”ということが多くありました。しかし本書では、内縁関係、事実婚、再婚同士、親族と疎遠、子どもなし、相続人不在など、実務で頻発するのに説明されにくいケースを積極的に取り上げています。
さらに特徴的なのは、「終活=財産の分け方」だけにとどまらず、死後の連絡手続き、遺体の引き取り、遺品の整理、ネットアカウントの管理など、家族や周囲が実際に直面する“現実の困りごと”に踏み込んでいる点です。単身者や子どものいない夫婦の場合、これらの事務作業を担ってくれる人が限定されるため、どのように備えておくべきかを具体的に知る必要があります。本書はそのための指針を丁寧に解説しています。
また、図解や家系図が豊富で、複雑な法的関係を視覚的に理解できる点も初心者には大きな助けとなります。法律や税金は、体系的に学ばないと全体が掴みにくい分野ですが、本書では“自分に関係する部分から読める”構成になっており、理解の負担を大きく減らしてくれます。
この本は「自分に必要な答えにすぐ辿り着ける」という構造で、相続実務に近い形で情報が整理されています。
初心者ほどQ&A形式の優位性が生きる一冊です。
本書の目的
本書の根底にある目的は、“相続を自分の意思でコントロールできるようになること”です。著者は「はじめに」で、生涯未婚率の上昇や家族形態の多様化により、相続の前提が大きく変化している現状を指摘しています。かつては、財産は家族の中で自然と受け継がれていくものでした。しかし現代では、親族と疎遠であったり、相続人がいなかったり、前婚の子がいたりするケースが増え、法律の定めに任せれば“望まない結果”になる可能性が高まっています。
特に重要なのが「相続人不在」の問題で、財産が最終的に国庫に入るケースが急増しています。2022年度にはその額が768億円に達し、10年前と比べて倍以上の規模になっています。こうした数字は、“何もしない”という選択が、本人にとって意味のある財産の活用につながらないことを示しています。
本書は読者に対し、財産の行き先を明確にし、自分の価値観に沿った形で未来へつなぐための準備を提案します。その手段は遺言、死後事務委任契約、財産管理契約などさまざまですが、どれも“元気なうちに始める”ことが何より大切です。相続は、亡くなる直前や問題が起きてからでは手遅れになる場面が多く、時間的制約から本人の意思が反映されにくくなる危険があります。
つまり本書は“相続は老後の最終段階で考えるもの”という固定観念から読者を解放し、もっと早い段階で、主体的に人生設計を行うための視点を提供してくれる一冊なのです。
相続は「法律の問題」であると同時に「人生の価値観をどう残すか」というテーマです。
本書はこの両面を意識し、読者が自ら選択できる状態に導いてくれます。
人気の理由と魅力
本書が幅広い層から支持を集める理由は、相続・終活の常識に対するアプローチが非常に現代的であり、かつ実務的である点にあります。まず特筆すべきは、ターゲットが明確に“おひとりさま・おふたりさま”に絞られていることです。この層は従来の相続本が拾いきれていない領域であり、そこで起きやすい問題は一般的な家庭より複雑で、解決策が多岐にわたります。そのニーズに最初から真正面から向き合っている点が、本書の独自性につながっています。
また、扱うテーマの幅も非常に広く、兄弟姉妹や甥・姪が相続人になるケース、前妻の子との関係、音信不通の親族、異母兄弟、外国籍の相続人、共有名義の不動産、遺留分の争いなど、現実の相談現場で頻発する“ややこしい事例”を丁寧に扱っています。一般書では省略されがちな部分まで網羅しているため、読者は自分の状況に近い具体例を見つけやすく、問題点を実感として理解できます。
さらに、終活の領域では、遺品整理や遺体の引き取り、SNS・インターネットアカウントの扱い、お墓の管理まで踏み込んでいる点が革新的です。高齢化とデジタル化が進む現代では、こうしたテーマは避けて通れませんが、ほとんどの相続本では触れられていません。本書はそのギャップを埋め、読者の“本当に困るところ”に寄り添います。
専門性の高さと読みやすさの両立も大きな魅力です。弁護士と税理士の知識を合わせた構成でありながら、難解な法律用語は解説を加え、図表やイラストで視覚的に理解できるよう工夫されています。そのため、法律知識のない人でも抵抗なく読み進められ、読み終える頃には「自分にもできる準備」が明確になります。
そして何より、本書は単なる知識の提供にとどまらず、読後に前向きな気持ちを与えてくれる点が特徴です。“相続には備えが必要”という事実を伝える一方で、読者が「今からでも遅くない」「自分の人生を整理することは前向きな行動だ」と感じられる語り口になっており、感情面でも読者を支えてくれます。
本書は“実務・現代性・読みやすさ・心理的支援”の4要素が揃っており、相続本の中でも完成度が高い一冊です。
専門家から見ても構成が理にかなっています。
本の内容(目次)

このセクションでは、書籍全体の構成を俯瞰しながら、それぞれのパートがどのような役割を持ち、読者にどのような理解をもたらしてくれるのかを丁寧に整理します。本書は5つの章で構成されており、どの章も相続や終活に不慣れな人でも読み進めやすいように工夫されています。
まずは、掲載されている章タイトルをまとめて紹介します。
- 第1章 相続の基礎知識
- 第2章 おひとりさま・おふたりさまの相続人や相続分
- 第3章 おひとりさま・おふたりさまの終活
- 第4章 おひとりさま・おふたりさまの相続手続
- 第5章 おひとりさま・おふたりさまの相続税
これらの章を順に読み解いていくことで、「相続とは何か」「自分にどんな問題が起こり得るのか」「いざというときの準備はどのようにすべきか」を、自然な流れで理解できる構造になっています。
それぞれの章で扱うテーマの背景や重要性を、ここから詳しく見ていきましょう。
第1章 相続の基礎知識
この章では、相続における「誰が引き継ぐ権利を持つのか」という最も重要な前提が紹介されています。まず、法定相続人の範囲や順位が丁寧に説明されており、配偶者がいない場合は親や兄弟姉妹、甥姪といった“自分では意識していない親族”が相続人となる可能性があることが明確になります。また、内縁パートナーが法律上の相続人にならない事実など、生活実感と法律のギャップを埋める知識が整理されています。
さらに、財産の種類についても本章の中心的テーマです。不動産や預貯金だけでなく、借金や連帯保証などの“マイナスの財産”も相続の対象になる点は、相続トラブルで特に誤解されやすい部分です。これに加え、海外に資産がある場合の注意点も触れられ、国際的な相続が複雑になりやすい理由がわかりやすく説明されています。
相続人がまったく存在しない場合、財産が最終的に国庫へ帰属する仕組みについても紹介されています。近年は単身者の増加に伴い、このケースが急増していることがデータでも示されており、「知らずに放置していると、自分が望まない形で財産が処理される」ことを理解できる構成になっています。
相続人の判断は“戸籍”を基準に行われます。
生活の実態や本人の希望と異なる結果になることが多いため、早い段階で法律上の関係を把握することが欠かせません。
第2章 おひとりさま・おふたりさまの相続人や相続分
この章では、子どもがいない人や単身者の相続がどのように決まるのかが詳しく解説されています。この場合、相続人が兄弟姉妹や甥姪、場合によっては祖父母やその兄弟姉妹にまで広がるため、一般の人が想像する以上に複雑な構造となります。また、分かりづらい“相続分の割合”についても、モデルケースを使って可視化されている点が特徴です。
特に重要なのが、現代の家族形態を踏まえた細かなケースの扱いです。異母・異父兄弟の扱い、祖父母の代から相続が滞っている場合の影響、婿養子の相続順位、前婚の子どもが関わる場面など、「いま相談が急増している問題」が網羅的に取り上げられています。“血縁による相続”が基本となるため、生活環境や家族関係の複雑さが結果に大きく影響することが理解できます。
また、妻が先に亡くなった場合に夫の前妻の子どもが妻の財産を相続する可能性があるなど、直感的には理解しにくい事例についても丁寧な説明があります。こうした「何も対策しなかった場合の意外なリスク」を知ることで、読者は自分の状況に必要な備えを考えやすくなります。
“血族優先”という民法の原則は、現代の家族形態とは必ずしも一致しません。
とくに再婚・内縁・養子縁組などが関わると、対策なしでは望まない相続が起きやすくなります。
第3章 おひとりさま・おふたりさまの終活
この章では、財産の整理だけでなく、死後のことまで含めた幅広い終活が取り上げられています。おひとりさまの場合、近くに頼れる親族がいないという状況を前提に、財産管理の制度や認知症対策が丁寧に整理されています。とくに、将来的に判断能力が低下した際の備えとなる法的な制度は、本書でも大きなテーマです。
また、遺言書の作成ポイントや、疎遠な甥姪に負担をかけないための工夫、虐待などを行う親族を相続人から外す方法など、単身者が直面しやすい微妙な問題にも切り込みます。知り合いへの遺贈、自治体への寄付、ペットの将来を守る仕組みなど、「相続人が必ずしも近しい親族ではない」ことを前提とした多様な選択肢が紹介されている点も特徴です。
おふたりさまの終活では、子どもがいない夫婦に特有の問題が中心です。共有名義の自宅をどう扱うか、前婚の子どもがいる場合の対策、連絡先不明の相続人への対応など、実務で発生しやすいテーマが扱われています。養子縁組のメリット・デメリット、解消の方法なども含まれており、家族関係に合わせた選択肢を理解しやすい構成です。
終活には“財産の管理”と“死後の事務”の2つがあり、この両方を準備してはじめて負担の少ない仕組みが整います。
法的手続と生活上の作業は別物である点に注意が必要です。
第4章 おひとりさま・おふたりさまの相続手続
この章は、人が亡くなった後に実際に行う作業が、時系列に沿って紹介されています。戸籍収集、遺言書の有無の確認、金融機関での手続き、相続税申告までのスケジュールなど、相続に慣れていない人でも流れを理解しやすい構成です。また、死後に預金を引き出す方法や葬儀費用の扱いなど、実際に困りやすい場面が丁寧に説明されています。
単身者の場合に特有の問題として、相続人が音信不通であるケースや、日本国籍ではない相続人が関わるケース、認知症・未成年者・破産予定者が相続人に含まれる場面など、トラブルが想定される状況が細かく扱われています。そのほか、ハンコ代の注意点や、遺産分割協議の途中で相続人が亡くなった場合の処理など、実務の現場で頻繁に起こる問題も具体例をもとに理解できます。
また、空き家の除却通知、使い込みの疑いへの対応、相続した後に保証人だったことが判明するケースなど、「現代ならではの相続リスク」にも目を向けています。これらは読者の日常生活にも十分起こりうるテーマであり、本書の実用性を高めています。
相続手続の複雑さは“事前の準備”で大きく変わります。
財産目録や連絡先リストがあるだけで、相続人の負担は数分の一にまで軽減することがあります。
第5章 おひとりさま・おふたりさまの相続税
この章では、相続税の基本的な計算方法から始まり、申告期限、納税方法、控除制度といった重要事項を体系的に説明しています。とくに、単身者や子どものいない夫婦では「誰が相続するか」によって税負担が大きく変わるため、この章の内容は相続対策の根幹となる知識です。
具体的なケースとして、再婚同士で前婚の子供がいる場合、事実婚のパートナーが遺贈を受ける場合、海外在住の相続人がいる場合など、現代的な家族構造を踏まえた内容も扱われています。また、生命保険の受取人が事実婚の相手である場合の税務、寄付を行った場合の扱い、友人への遺贈、甥姪の養子縁組による影響など、細かいケースが多く網羅されています。
さらに、相続税を一括で支払えないときの延納や物納、配偶者控除の特例、居住用不動産を妻に贈与した場合の扱いなど、実務上欠かせない知識も取り上げられています。税法は複雑ですが、本書では初心者にも理解できるように事例を使用しながら説明されているのが特徴です。
相続税では“法定相続人の構成”がもっとも大きな影響を与えます。
単身者や子どものいない夫婦は、一般的な家庭より控除が少なく税率が高いため、事前の対策が不可欠です。
対象読者

相続や終活に関する知識は、家族構成や生活スタイルによって必要なポイントが大きく変わります。本書では、多様化した家族の形に合わせて、特に悩みが生じやすい立場を想定し、実践的なアドバイスや制度の情報を丁寧に整理しています。
以下のような読者が、特に本書の恩恵を大きく受けられるでしょう。
- 配偶者・子どもがいない「おひとりさま」
- 子どもがいない夫婦・「おふたりさま」
- 兄弟・甥姪など「おひとりさまの相続人になる可能性がある」人
- 親族の介護・死後事務・相続手続を担う立場の人
- 相続・終活の基礎知識をやさしく学びたい初学者
立場ごとに感じやすい不安やつまずきやすいポイントは異なります。
本書は、その差を丁寧に拾い上げ、法律・税金・家庭事情など多方面からサポートしてくれる構成になっています。
配偶者・子どもがいない「おひとりさま」
配偶者や子どもがいない場合、自分が亡くなった後の手続きを任せる相手が定まらず、財産管理や死後の事務が周囲に大きな負担をかけることがあります。本書では、法定相続人が兄弟や甥姪になるケースの具体的な流れや、財産が最終的に国庫に帰属する可能性についても丁寧に説明されており、自分の意思を生前に形にしておく重要性を理解できる構成になっています。また、生前の財産管理や認知症対策など、生活上の不安に直結する項目が整理されているため、「誰にも迷惑をかけずに備えたい」というおひとりさまに最適です。
さらに、遺品整理や死後の連絡先、SNSの管理、ペットの行く先といった現代の実務的な問題にも触れられています。これらは身近でありながら、知識がないと対応が難しい領域です。本書は「自分の死後に何が起きるのか」を具体的にイメージできる内容になっているため、おひとりさまが安心して暮らすための実践書として非常に役立ちます。
子どもがいない夫婦・「おふたりさま」
夫婦に子どもがいない場合、残された側の生活を守るための備えが何より大切になります。本書は、法律上の相続構造が夫婦だけでは完結しないという現実を丁寧に解説し、「どんな場合に親族が相続に入ってくるのか」を直感的に理解できるように作られています。そのため、おふたりで暮らす人にとって“夫婦の合意をそのまま形にできる方法”がはっきり分かる内容になっています。
さらに、共有名義の不動産の扱い、前婚に子どもがいる場合の複雑な相続図、連絡が取れない親族が関わるケースなど、実際に起こりやすい問題が多数収録されています。これにより「知らなかったせいで残された側が困る」という事態を避けるための具体的な対策まで理解できます。本書が安心材料になるのは、夫婦の未来を見据えた準備が一冊で完結する点にあります。
兄弟・甥姪など「おひとりさまの相続人になる可能性がある」人
兄弟や甥姪が相続人となるケースでは、本人と疎遠であったり、家族関係が複雑であったりすることが多く、突然大きな負担を背負うことも少なくありません。本書では、祖父母や親の代から未処理の相続が重なって人数が膨れ上がるケースや、財産調査に必要な資料が多岐にわたることなど、現実的な問題に踏み込んで説明しています。このため、「なぜ自分がこんなに大変な思いをしているのか」が理解でき、適切な判断がしやすくなります。
また、相続には財産だけでなく借金や保証債務も含まれるため、安易に手続きを進めるとリスクを負ってしまうことがあります。本書では、放棄するべきかどうかを判断するための視点や、財産を安全に調べる方法も解説しているため、突然の相続に巻き込まれたときの心強い指針となります。
親族の介護・死後事務・相続手続を担う立場の人
介護や死後事務を担う立場にある人は、日々のケアだけでなく、認知症対策、財産管理、そして亡くなった後の膨大な手続きを視野に入れておく必要があります。本書では、相続発生直後から納税までのスケジュールを具体的に示し、初心者でも「何をどの順番で行うべきか」が明確になります。また、認知症対策として重要な後見制度や、死後に必要な事務契約といった専門領域についても噛み砕いて説明されており、介護者が知識をもつことで本人の生活の質も守れることが理解できます。
相続人が音信不通、外国籍、未成年、認知症など、手続きが複雑になる特殊ケースにも触れられており、「もしも」の状況にも対応できる強い知識が身につきます。介護と相続は密接に関わるため、事前に知っておくことで驚くほど負担が軽くなる場面が多く、本書は支える側の心の余裕にもつながる内容です。
相続・終活の基礎知識をやさしく学びたい初学者
相続は専門用語が多く、初心者にとって理解のハードルが高い分野ですが、本書は複雑な制度を分かりやすく解説し、初めて学ぶ人でも迷わず読み進められる構成になっています。「相続人とは誰か」「遺産に含まれるものは何か」といった基本から、遺留分・後見制度・税金の仕組みに至るまで、イラストやモデルケースで解説されているため、独学でも体系的に知識を整理できます。
さらに、デジタル遺産、空き家問題、非上場株式の取り扱いなど、現代ならではのテーマにも触れられているため、広く実務に対応できる基礎力が身につきます。知識ゼロからでも「自分に関係する部分がどこか」を見極められるようになるため、相続・終活をはじめて学ぶ人の第一歩として最適です。
本の感想・レビュー

専門家に相談する前に読むと理解が深まる“準備本”
これまで専門家に相談した経験があまりなく、いざ相続の相談をしようとしても何を話せばいいのかが分からず、相談そのものを先延ばしにしてきました。この本を読んで感じたのは、「相談前に知るべき全体像」が明確に示されていることでした。最初は難しく見える相続手続の流れも、一度順序立てて知ってしまえば、必要以上に構える必要がないと分かります。
特に、相続人の確定方法や遺産の内容、相続手続の進み方など、基礎の部分がしっかり説明されているため、どの段階で専門家にサポートを依頼すべきかの判断がつきやすくなりました。また、相続が“法律の問題”であるだけでなく、“税金の問題”でもあることが整理されて記されているため、弁護士と税理士の守備範囲の違いが自然に理解できます。これまで混同していた部分がスッと解消され、迷いが減りました。
読み終えたときには、専門家に相談するときに必要な前提知識が身についた感覚がありました。相談したい内容を事前に整理できるようになっただけでなく、どんなことを説明すれば意図が伝わりやすいかのイメージまでつかめました。専門家に「相談するための準備」を整えてくれる本として、非常に価値のある一冊だと実感しました。
相続への漠然とした不安が軽くなる“心の支え”になる
相続についてこれまで深く考えたことがなかった私は、どこか「よくわからないけれど不安」という気持ちだけを長いあいだ抱えていました。特に、おひとりさま・おふたりさまの相続が一般的なモデルとは異なる現実を知る機会がほとんどなく、自分の将来を想像すると言いようのない心細さがありました。この本を読み始めたとき、その不安の正体がひとつひとつ言語化されていくようで、胸の中が少しずつ整理されていきました。
相続人が誰になるのか、遺産には何が含まれるのか、相続人がいない場合に財産がどう扱われるのかなど、基本的な事項が明確に示されており、自分がどこを理解していなかったのかが自然と見えてきます。それは“難しいことを知ろう”という負担ではなく、“知らなかったことが分かる”という安心に近いものでした。本書の構成そのものが、読み進めながら心の整理が進むように感じられ、重い内容のはずなのに前向きな気持ちになれたのです。
また、ケースごとの説明が丁寧で、社会の家族構成が多様化していることを踏まえた視点が随所にあり、自分自身の状況と自然に重ねながら読み進められました。自分がどの立場にいるのかを客観視できたことは、不安を軽くするうえで大きな支えになりました。相続は怖いものではなく、知ることで備えられるものだという感覚を初めて持てた気がします。
夫婦やパートナーで共有できる「共通認識づくり」に最適
相続の話題をパートナーとするのはどうしても避けたい気持ちがあって、これまで曖昧なままにしてきた部分がありました。しかし、この本を手に取ってみると、内容そのものが“感情論ではなく事実”を中心にしていて、自然と共通の視点を持ちやすいことに気づきました。特に、共有名義の自宅の取り扱いや、夫婦の一方が亡くなった後の財産の行方など、具体的な項目が整理されているため、互いに理解を揃えながら読み進めることができます。
読んでいくうちに、単に相続の仕組みを理解するだけでなく、「もしものときにお互いが困らないために、今どんな準備をするべきか」という話題が自然に生まれました。本書の内容は“どちらか一方だけが知っている”状態ではなく、“一緒に理解していく”ことに向いているため、パートナーとの会話が前向きなものに変わっていくのを感じました。
また、前婚の子がいるケースや、事実婚のパートナーが関わる場合など、一般的な夫婦モデルとは異なる状況にも丁寧に触れられているので、形式にとらわれずさまざまな関係性を想定しながら話し合いができます。夫婦やパートナー同士で“同じ地図を見ながら未来の準備をする”という意味で、この本ほど頼れる存在はありませんでした。
終活が苦手な人でも「最初の一歩」を踏み出しやすい
相続や終活に向き合おうとすると、気持ちが沈んでしまい、つい後回しにしてきました。自分にはまだ早い気がして、明確な理由もなく遠ざけていたのですが、本書を読んで“今のうちに知っておくほうが楽だ”という考えに変わりました。とくに、おひとりさまが財産管理に不安を感じ始めた場合の対処や、認知症への備えとして利用できる制度などが丁寧に説明されており、終活が現実的な作業として見えてきます。
また、死後の連絡や遺品整理、自治体への寄付など、終活の範囲がどこまで広がるのかが整理されているため、頭の中だけで悩んでいた内容が“手順として理解できる情報”に変わりました。抽象的だった不安が、具体的な確認項目へと変化することで、終活が重く感じなくなったのは大きな収穫でした。苦手意識が強い人でも読み続けられる構成がありがたいと感じます。
この本を読み終えた後には、「少しずつ準備していけばいい」という前向きな意識が自然と生まれていました。特別な覚悟を必要とするものではなく、“自分の生活の延長線として整えていくもの”だと理解できたことで、終活に取り掛かる最初の一歩が格段に軽くなりました。
財産・死後事務・ペット・SNSまで網羅する広さに驚く
この本を手に取ってまず驚いたのは、扱われている内容の広さでした。相続というと、遺産をどう分けるかという話だけだと思っていたのですが、実際には死後の通知方法や遺体の引取り、遺品整理、さらにはSNSの投稿をどう扱うのかまで触れられています。どれも目次にしっかり示されており、生活に密着した事柄が終活と深く結びついていることが理解できます。
特に印象的だったのは、ペットに関する項目です。おひとりさまがペットを飼っている場合、その行く先をどう確保するかについて明確な視点が示されています。財産だけでなく、日々の生活をともにしてきた存在の将来まで考慮する視点は、終活の奥行きを実感させるものでした。身近すぎて見落としがちな事柄にも光が当てられている点に、この本の真価を感じました。
専門家に相談する際の“道しるべ”としてめちゃくちゃ使える
相続手続は複雑で、どこから取り掛かればいいのか分からないことが多く、正直なところ苦手意識がありました。本書には、相続発生後に必要な手続や、それに伴って揃えるべき資料、その順序が整理されて記されており、専門家に相談する際の“流れの基準”として大変役立ちました。知識ゼロの状態で相談に向かうより、はるかに効率的に話ができるようになります。
また、相続人が音信不通の場合や、相続人の中に認知症の人がいる場合など、実際に困りやすい項目についても丁寧に扱われているため、予測できなかった問題への心構えが自然とできます。どこで専門家に頼るべきなのか、どこまでは自力で進められるのかの線引きも見えやすく、相談時の準備として心強い情報が詰まっていました。
甥姪への負担を減らす方法がよく分かる
おひとりさまにとって、甥や姪が相続人になる可能性は決して珍しくありません。私自身、甥や姪とは普段あまり頻繁に連絡を取っているわけではないため、「もしものときは迷惑をかけてしまうのではないか」と心のどこかで気にしていました。本書の該当する章を読んだとき、その不安が具体的な形で理解できたことは大きな収穫でした。
甥姪が相続人になる場合の手続きがどれほど複雑で、準備不足がどれだけ負担を増やしてしまうのかが明確に説明されています。また、“しておくべき準備”が整理されているため、自分が今からできることがはっきりと見えてきました。見落としていた点や、考えたこともなかった視点がたくさんあり、読みながら何度も頷いてしまいました。
読み終えた瞬間、甥姪に余計な負担をかけないための行動を、すぐにでも始めたいという気持ちになりました。自分自身が理解を深めることが、家族の負担を減らす第一歩なのだと実感できた内容でした。
相続トラブルを防ぐ実践的ノウハウが学べる
これまで、相続に関するトラブルは“どこか遠い世界の話”だと思い込んでいました。しかし本書では、起こりうる問題が丁寧に解説されており、「これは誰にでも関係があることなんだ」と気づかされました。遺留分の扱い、借金や保証の問題、手続きの順序、空き家の対応など、見過ごされがちなテーマがしっかり網羅されています。
特に、問題が起きる理由や背景が分かりやすく書かれているため、ひとつひとつの内容が納得感を持って頭に入ってきました。「どういう場合に、どんなトラブルが生じやすいのか」を理解できるだけでも十分役に立ちますが、本書ではそのうえで「どう対策すればいいのか」まで示されているので、不安が軽くなるだけでなく、実際の準備に踏み出しやすくなります。
読み終えた後は、相続の問題が“知っておけば避けられるもの”であることを強く実感しました。知ることで防げるトラブルが多いという事実は、この本を読まなければ気づけなかったと思います。現実に沿ったノウハウが詰まった、力強い一冊でした。
まとめ

相続や終活は「いつか必要だろう」と思いながらも、多くの人が先延ばしにしてしまう分野です。本書は、そうした迷いを抱える人に向けて、法律・税金・実務のすべてを、具体的なケースを通して理解できるように設計されています。読後には、自分自身へも親族へも役立つ「判断の軸」が自然と身につく構成になっています。
ここでは、読み終えたあとの理解を整理するために、以下の3つの観点から締めくくっていきます。
- この本を読んで得られるメリット
- 読後の次のステップ
- 総括
これらを押さえることで、本書の価値がよりクリアになり、これから何を進めればよいのかが迷いなく進められるはずです。
この本を読んで得られるメリット
ここでは、本書を手に取ることで得られる代表的な利点を整理してみましょう。
難しい相続・終活の仕組みが体系的に理解できる
本書は相続や終活にまつわる専門的な話を、最初の基礎から順を追って解説しているため、まったくの初心者でも全体像をつかみやすい構成になっています。たとえば「相続人は誰か?」「遺産はどう分けられるのか?」といった根本的な仕組みをはじめ、内縁関係の扱いや相続人がいないケースなど、法律が絡む難しいテーマでも、具体例や図解を使って整理されています。情報を断片的に学ぶのではなく、流れとして理解できるため、自分に必要な判断をするときに役立つ“迷わない土台”が身につきます。
おひとりさま・おふたりさま特有の悩みに正しく対処できるようになる
「配偶者がいない」「子どもがいない」「前婚の子がいる」「事実婚」など、現代的な家族構成に特有の問題は、従来の相続の常識ではカバーしきれません。本書では、こうした複雑な家族関係に応じた相続ルールや注意点が豊富な事例とともに紹介されています。たとえば、疎遠な兄弟や甥姪に相続が及ぶケース、前妻の子との関係が影響する相続、子のいない夫婦が遺言書を作るべき理由など、“その立場ならでは”の不安やリスクが明確になります。自分の背景に合わせて取るべき行動が分かることで、将来への不安を実務レベルで軽減できます。
死後事務から財産管理まで現実的な行動がイメージできる
終活は、法律や制度を知るだけでは十分ではありません。実際に亡くなった後の手続きや、財産管理、遺品整理、葬儀費用、空き家問題など、具体的な場面で必要となる“実務の流れ”を理解しておく必要があります。本書では、相続発生直後のスケジュールや、死後事務を誰に任せるか、認知症が発症した場合の管理方法など、現実的な手続きが丁寧にまとめられています。「もし自分がこうなったら、周囲はどう動くのか?」という視点まで踏み込んで説明されているため、読後には“何を準備しておくべきか”が自然とイメージしやすくなります。
遺言書・税金・制度の活用方法が具体的に理解できる
相続のトラブルの多くは、遺言書の不備や税金への理解不足から起こります。本書では、遺言書を書く際の注意点や使える制度、相続税の優遇措置、生命保険の扱い、海外資産がある場合の注意点などが網羅的に解説されています。これらは専門家に相談しなければ分かりにくい内容ですが、本書では実例ベースで解説されているため、読むだけで自分の状況と照らし合わせて活用しやすいのが特徴です。「何をすれば損をしないのか」「どの制度が自分に合うのか」がはっきりし、予防策としての終活がより現実的なものになります。
自分の意思を明確にし、後悔のない人生設計につながる
相続や終活は単なる手続きではなく、人生をどう締めくくるかという個人的な価値観とも深く関わります。本書は、財産をどう引き継ぐかだけでなく、「自分の生きた証をどう残すか」という視点を大切にしています。財産を寄付したいのか、身近な人に託したいのか、葬儀や遺品整理はどうしてほしいのかなど、自分の意思を言語化するための材料が詰まっています。早い段階で意思を固めることで、周囲に迷惑をかけないだけでなく、人生の最終章を“自分らしくデザインする”という前向きな選択が可能になります。
相続・終活は知識と行動がセットになって初めて効果を発揮します。
本書は「理解 → 判断 → 準備」という一連の流れを自然に進められる構成になっている点が最大の強みです。
読後の次のステップ
相続や終活の知識を理解しただけでは、将来の不安は完全には消えません。大切なのは、本書で得た情報を“自分の人生にどう落とし込むか”という段階へ進むことです。読後は、ただ知識を蓄えるだけでなく、具体的な行動に移すことで初めて安心が形となります。
ここでは、読み終えた人が次に踏み出すべきステップを、順を追って紹介します。
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1自分の状況を棚卸しして必要な対策を整理する
まずは、自分がどの立場に当てはまるのかを明確にする作業が欠かせません。家族構成、財産の種類、健康状態、信頼できる親族の有無など、基本的な状況を把握することで、どの制度や手続きが必要になるのかが見えてきます。本書は、おひとりさま・おふたりさま・兄弟姉妹などケースごとに解説されているため、自分に近いパターンを参照しながら、優先順位をつけられるようになります。
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2必要な書類や契約を“形にする”準備を始める
状況の整理ができたら、実際に必要な手続きを進める段階です。遺言書の作成、財産目録の準備、死後事務契約の検討、認知症に備えた後見制度などは、思い立ったときに早めに行うのが最も効果的です。これらは意外にも時間がかかるため、読後すぐに一つずつ着手することで、将来のトラブルを大幅に減らすことができます。
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3家族や信頼できる相手に意向を共有しておく
終活の内容は、自分だけが理解していても十分ではありません。財産の管理や死後の手続きは、必ず誰かが代わりに担うことになるため、意向を共有しておくことが重要です。本書に記されている項目を参考に、家族会議や信頼できる友人との対話を行い、自分の希望や準備状況を伝えておくことで、実際の手続きがスムーズになり、誤解や衝突を防ぐことができます。
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4専門家に相談して不安や疑問を解消する
相続や終活には、どうしても専門的な判断が必要となる場面があります。本書で基本を理解したうえで、弁護士や税理士、司法書士などに相談すると、より精度の高いプランを立てられるようになります。専門家に相談することで、自分では気づかなかったリスクや最適な制度の組み合わせを教えてもらえるため、読んだ内容を確実に実践へつなげることができます。
総括
本書『おひとりさま・おふたりさまの相続・終活相談』は、急速に変化する家族のあり方に寄り添いながら、“自分の人生を自分でデザインするための道しるべ”を提供してくれる一冊です。かつて主流だった「配偶者と子どもが財産を引き継ぐ」という前提が崩れつつある中で、多様化した生き方に対応する実務知識を体系的に学べる点は、現代に生きる私たちにとって大きな価値があります。
とくに、おひとりさま・おふたりさま・兄弟姉妹・甥姪が相続人になるケースなど、従来の書籍では詳細に扱われにくかった領域にしっかりと踏み込んでいるのが特徴です。難しい法律や税金の内容も、豊富なケーススタディと分かりやすい図解によって理解しやすく、相続・終活の敷居を下げる構成になっています。制度そのものだけでなく、実務上の注意点やよくある落とし穴まで触れられている点も実践的です。
また本書は、単に手続きを学ぶだけでなく、「なぜ今、終活を始める必要があるのか」という根本的な問いにも答えてくれます。財産を整理することは、自分の人生を振り返り、これからの時間をより安心して生きるための準備でもあります。読者に寄り添う語り口や著者自身の視点を交えた解説が、終活をポジティブな行動へと変えてくれます。
読み終えたときには、相続や終活が“特別な人だけが行うもの”ではなく、誰にとっても必要な人生のプロセスであることに気づけるでしょう。
本書は、年齢や家族構成に関わらず、「自分らしく人生を締めくくる方法」を考えたいすべての人に役立つ手引書として、大きな安心と行動の指針を与えてくれる一冊です。
終活について学べるおすすめの書籍

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本の「内容・感想」を紹介しています。
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