
子供の将来を心配することは、親にとっては当然のことかもしれません。
とりわけ、子どもに障害があった場合は、そうでない場合とは比較にならないでしょう。
この記事では、障害のある子どもを持つ親が読むべきおすすめの本を紹介していきます。
どの本も評判が高く、これからの人生をよくするヒントを得ることができるはずです。
障害のある子が将来にわたって受けられるサービスのすべて

本書は、障害があることで利用できる福祉サービス、公的な支援策、経済的なサポート制度などを、本人の年代やシーンごとに紹介しています。
こういった制度を知ることで、漠然とした不安を抱えている状態から、悩みの具体的な課題を明確にします。
そして、自分たちは今後どんなことを準備していけばいいのかも見えてくるはずです。
第1章 障害のある子が受ける保育・教育
第2章 わが子が働く年齢になったらどんなサービスがあるか
第3章 障害者手帳によるサービスの種類と受け方
第4章 生活面で利用したい各種のサービス
第5章 20歳になったときの障害年金の受け方
第6章 親が亡くなったあとわが子はどうなるか
レビュー・口コミ
まみのママさん
発売前から障害福祉関係者の間ではものすごく好評です。予約したら、後日届きました。
とてもためになる本です。
azaracさん
障がい者福祉の世界で働く予定のため、制度の勉強をしようと思い購入。
タイトルこそ一見こどもの福祉の本に見えますが、そうではなく障がいを持つすべての方が生まれてから亡くなるまで使える様々な制度や法律について一覧して学べます。
法律や年金などややこしい部分も、図を多用して解説しているのでわかりやすい!
平易なのですでに専門家の方向けではないかもしれませんが、私のように障がい者に関わる制度について俯瞰的に知りたい人にはベストマッチじゃないでしょうか。
買ってよかった。何度も読み返して勉強します。
Amazon カスタマーさん
子どもに障害があることがわかり、手帳や必要な療育などは繋がったものの、漠然とした将来への不安があり、この度購入して勉強してみました。
使える社会資源や制度、サービスなどが今の段階では網羅されていると思います。
この先制度改正や変更もあるかと思いますが、勉強になりました。
ひろさん
今まで何冊か似たような本を購入しましたが、この本はとても具体的でわかりやすかったです。
まんがと図解でわかる障害のある子の将来のお金と生活

導入部分に、まんがで障害者の家族がかかえている問題を提示して、その解決法を提案するようにつくられた対策本です。
わが子に障害があるか、または障害者が身内にいらっしゃる方は、自分がいなくなったあと、残された障害者はどうなるのだろうと、将来についての悩みや不安をお持ちだと思います。
それらの悩みや不安に対する解決方法を、著者が項目別に提案いたします。
本書ではできるだけ文章の量を少なくし、まんがと図解によって、具体的に説明しています。
この本を気軽に読みながら、制度のおおまかな内容をおさえてみてください。
障害者を支えるさまざまな仕組み、相談できる場所があることを知り、将来に向けた準備につなげていただければ幸いです。
レビュー・口コミ
梶野 雅章さん
まんがと図解でとてもわかりやすい。
障がい者のサービスや、「親なきあと」の相続等は、法律や実務がとてもわかりずらい。
本書は、それをまんが、図解で解説されているおり、とても分かりやすい。
最終章の「親あるあいだの準備で一番大切なこと」は、具体的でとても参考になる。
Amazon カスタマーさん
相談員をしています。障がい児、者の親御さんにお伝えしたいことが、全て網羅してあります。もう手ばなせません。
Amazon カスタマーさん
今後の生活に、すごく参考になっています。
知らなかった情報もあるので、購入して良かったです。
障がいのある子が「親亡き後」に困らないために今できること

自分の死後、わが子は一人でちゃんと生きていけるのか。お金、生活、制度など、障害がある子の親にとっての不安や心配ごとを解消するための一冊。
項目ごとに簡潔にまとめられていて、気になるところからすぐに読めます。
具体例も豊富ですごく分かりやすいです。
レビュー・口コミ
トマトさん
これまで、障がい児の母と言っただけで安直に「生命保険信託に入れ」「後見人が必要」などと、不安を煽る事ばかり聞かされて、本当のことを教えてくれる人はどこにいるんだろうと思ってきました。
この本は、実際に福祉の現場で障がい者の生活支援を行ってきた筆者と、相続や後見の専門家である筆者との共著というだけあって、「調べてきた情報をただ書き並べました」という本とは全く違います。
実例が多く、将来「本当に困る事」は何か、そのために今何をするべきかが、自分ごととして腹落ちします。特に私はひとり親なので、ひとり親向けのアドバイスがとても参考になりました。
「障がい児者家族に向けた親亡き後の本」はたくさん読んできましたが、今まで読んだ中で1番のお勧めです。
Amazon カスタマーさん
自分が死んだら障害のある子どもはどうなる?
その日のために今できること、今しておくこと
それが具体的に書かれている本です。
横書き、わかりやすいイラスト、多すぎない文字数、フォント
「本」としても、とても読みやすい作りになっていてスルスル読めました。
お子さんの障害の有無にかかわらず、どんな人が読んでも役に立つと思うので、友達にもすすめています。
FEBさん
専門職をしています。
障害のある子の親ごさんから「親亡き後」の相談をうけることがあり、手に取りました。
子どもが将来お金に困らないために、今、親として何を考えて何を行動するべきか、そして、当たり前と思っているお墓をどうするかなどとても役に立ちました。
お金を残すことよりも大事だけど、親ごさんにちゃんとした情報を伝えることだと気づかせてくれました。
同業の人にも読んでほしいです。
障害のある子の住まいと暮らし

障害のある子を持つ親にとっての最大の関心事の1つが「住まい」。
「子どもが将来どこで生活するのか」「終の棲家はどこになるのか」といった不安にお答えするため、日本全国を講演で回っている著者自らの取材によって、その仕様や仕組みの16の実例を紹介。
全国に今、グループホームや、地域と共生するシェアハウスなど、自立を促しながら、適切なサポートを受けて暮らせる施設が増えつつあります。
カラー写真を多数掲載して紹介しているので、実際の暮らしの様子が容易にイメージできます。
また、施設の具体例に加え、行政のとりくみなど、「親なきあとの子どもの住まい」を考えるにあたって必要な基本情報もしっかり網羅している必ずお役に立つ一冊です。
レビュー・口コミ
梶野 雅章さん
本書では、障害のある子の
①現在選べる住まいの場
➁ひとり暮らしの場合の受けられる支援
➂子どもがひとり暮らしを始めるタイミング
④そのための準備が書されています
各施設の紹介はどても完結で分かりやすく、特に、施設利用料、家賃助成金の紹介は、非常に参考になりました。
著者のできるだけ具体的にわかりやすく読者に伝えようとする拘りの取材姿勢にとても感銘を受けました。
本書には、親なきあとの”住まい”関するたくさんの情報が詰まっています。
とても読みやすくわかりやすいので、ぜひ、多くの親御さまに読んで頂きたい本です。
すまいるママさん
我が子も成人となり、自立について話し合う日々です。
お互いの気持ちを考えながら、タイミングとご縁を大切にしていきたいと思いました。将来に夢を感じられました。
ななさん
障害の子供がいるので、助かります。事前に準備が出来て 勉強になりました。有難うございました。
障害のある子の「親なきあと」

知的障害のあるお子さんがいらっしゃる親御さんにとって、自分たちがいなくなった後、面倒をみられなくなった後のお子さんの生活がどうなるのかは、大変大きな心配事です。
でも、今はまだ自分は元気だし、将来のために何をすればいいのかもわからないしで、心配はしているけど実際の準備は何もされていない、という方が多いのではないでしょうか。
今は健康でも、いつ何が起こるのかはわかりません。
『障害のある子の家族が知っておきたい「親なきあと」』『障害のある子が「親なきあと」にお金で困らない本』の内容を1冊にまとめて最新情報を更新した決定版です。
レビュー・口コミ
市民レビュアーZさん
はっきり言って、100点満点です。
想定する障害のタイプも幅広く扱っています。財産の残し方などについても、「財産は処分しやすい現金で残す」という一般的セオリーだけにとどまらず、「土地を信託する」という資産家に有効な情報まで載せています。
ここまで広範囲で役立つ情報をまとめた文献は、本書だけだと思います。
ただ、幅広い想定で書かれているため、ある特定の障害の「親なきあと」に絞って知りたい人には、掘り下げが甘く感じることもあるのかもしれません。(これだけ充実した内容の本で、そんな不満があるはずないと思うのですが、実際そんなレビューが載せられているので一応……)
そもそも、この問題は、正しい解答が一つではありません。個別具体的な「なき後」のシミュレーションは、それこそ【親の仕事】です。
ここまで情報をまとめてくれた著者に感謝こそすれ、必要があれば、それ以上は自分で掘り下げていくべき話だと思います。
中原聡美さん
親なき後についての不安は障害者の親みんなが抱えているように思う。とてもわかりやすく解説してあり参考にはなった。
障害のある子が「親なき後」も幸せに暮らせる本 ダウン症の娘をもつ「相続のプロ」が明かす財産管理のしくみ

レビュー・口コミ
荒木 新さん
『知的障害のある子にとって「幸せで豊かな人生」とは何でしょうか。それは、子どもがお金をもっていることではなく、「子どものためにお金を使ってくれる人がそばにいること」にほかなりません。』(本文より)
障害のある子、きょうだいのために、どう財産を残すかは、この言葉に集約されると思うのです。
今現在の法律、今現在のその運用では、子どもが成人した後これが困るんじゃないか、親なきあとにあれが困るんじゃないか、実際に相続のプロとして様々な現場を経てきた著者鹿内さんがサキヨミし、自分の子どものためにしてきたことが事細かに書かれています。
この本は、机上の空論ではない。「本当のこと」が書かれている。
障害者の親、きょうだいの方には、この本に書かれていていることを知ってほしい。知らずに後に困ってしまわないために。
障害福祉に携わる方には、障害者とその家族に寄り添う立場として、やはりこの本に書かれていることを知ってほしい。
そして、相続や後見に関わる専門家の方々、これが親の想い、家族の想いです。法もその運用も、この想いに寄り添うことができるはず・・・と願う。
ななしさん
知的障害を持つ子どもの親です。
我が子は既に成人年齢に達しているので、「もっと早く本書に紹介されているような対応をしておけば・・・」と後悔することしきりでした。しかし読み進めるうちに、「まだできることがこんなにある!」と希望が湧いてきました。
知的障害を持つ子どもの親は、今現在を平穏に過ごすことに精一杯で、先のこと、まして自分が死んだ後のことなど考えられません。それに加えて自分の死んだ後のこと考えよう、というと不快になる方も居るでしょう。しかし気付いた時には、自分自身も年老いて、すべてが手遅れになってしまいます。
ぜひ本書を手に取り、それぞれの立場で出来ることを考えてほしいと思います。保護者の方は本書の内容を、できることから実行していく。特別支援学校や障害福祉の関係者は、本人や保護者をサポートする立場から、何かできることは無いか模索していただく。様々な立場の方が本書を読み、実際の行動に入るきっかけになることを願ってやみません。
野上 孝子さん
知的障がいの子どもが成人した後は親の庇護が受けられない!親権があるうちにするべきことが丁寧に書かれています。
「ニーバの祈り」を引用して
『変えられないものを手放して、変えられることをあきらめない!』と言っています。
障害を持ったこと、法の仕組み、など自分で変えられないことは諦める。そんな中でも、自分で変えられることは諦めないと。
鹿内さん自身が悩み向き合い学び、16年(17年)で得た「変えられること」「やっておくべきこと」が惜しみなく書かれた素晴らしい本です。
子どもが生き抜く力をつけるのが親の役目!というあとがきにとても共感しました。
成人年齢が18才に繰り上がる今、伝えたい人に届きますように!!
自閉症の人の自立への力を育てる―幼児期から成人期へ

レビュー・口コミ
西本 修さん
「自閉症の人の人間力を育てる」にプラス自立支援へのヒントを与えてくれる本。
さくらぶさん
正直、すべてに納得できるわけではないけど、自閉症だからとあきらめることも過保護になることもせず、「自分で稼いで生活をする」力をつけるために、どういう支援をしたらよいかという実践の積み重ね、観察の積み重ね、一冊の本になって、ああなるほどねーと読んでしまうには、申し訳ないような重さというか尊敬というか、あります。
かえるんさん
学びになりました。職場で回し読みしています。読み易く、納得することがたくさん載っています!とても参考になりました。ありがとうございます。