【書評】よくわかる「終活・相続の基本」【要約・目次・感想】

【書評】よくわかる「終活・相続の基本」【要約・目次・感想】

「終活」と聞くと、多くの人は“人生の終わりに備えること”を思い浮かべます。

けれども、本書『よくわかる「終活・相続の基本」』が伝えるのは、そのような静かな準備ではありません。

著者の茂木清治氏と町山和美氏は、「終活とは今をよりよく生きるための再出発である」と語ります。

自分の人生を見つめ直し、心を整理し、家族とのつながりを再確認する――この一冊は、そうした“生き方の再構築”をやさしく導く指南書です。

ガイドさん
ガイドさん

本書は、終活と相続を「別々のテーマ」ではなく、「心と仕組みの両輪」として捉えています。

前半の終活編では、エンディングノートの書き方や人生を前向きに整えるヒントを通じて、“今を豊かに生きるための哲学”を解説。

後半の相続編では、家族がもめないための法的・実務的な知識を、やさしい言葉と具体的な事例で紹介しています。

終活の心構えから相続税の理解まで、感情と制度の両面を一冊で学べるのが本書の最大の魅力です。


「終活はまだ早い」「自分には関係ない」と思っていた人ほど、ページをめくるうちに考えが変わるでしょう。

心の整理がつくと、未来が少し明るく見えてくる――そんな体験をこの本は与えてくれます。

人生の最終章を“恐れではなく希望で迎える”ために、そして“今をもっと生きる力”を得るために。

本書は、あなたに新しい一歩を踏み出す勇気をくれる一冊です。

読者さん
読者さん



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書籍『よくわかる「終活・相続の基本」』の書評

書籍『よくわかる「終活・相続の基本」』の書評

本書は、終活と相続を単なる制度的テーマではなく、「今をよりよく生きるための学び」として描いた実践的ガイドです。著者の経験や視点が生かされた構成になっており、読後に“自分も行動してみよう”と思える構成になっています。

理解を深めるために、次の5つの視点から本書を掘り下げていきます。

  • 著者:茂木清治のプロフィール
  • 著者:町山和美のプロフィール
  • 本書の要約
  • 本書の目的
  • 人気の理由と魅力


それぞれの項目を順に読むことで、著者の思想から内容構成、そして本書が多くの読者に支持される理由までが自然と見えてきます。


著者:茂木清治のプロフィール

茂木清治氏は、千葉県柏市に拠点を置く「リプロ不動産株式会社」の代表取締役であり、地域密着の不動産実務家として長年にわたり信頼を築いてきた人物です。不動産売買や賃貸管理を中心に事業を展開する一方で、シニア世代を対象にした「終活セミナー」や「エンディングノート書き方講座」を主催するなど、単なる経営者にとどまらず、人生後半を支える“ライフデザインの専門家”として活動しています。

茂木氏のキャリアの背景には、異色とも言える経験が存在します。陸上自衛隊に約10年間勤務した経歴を持ち、その中で培われた誠実さと責任感、そして「人を支えるための実行力」が、今の終活支援の姿勢にもつながっています。不動産取引という金銭的な側面だけでなく、人生の節目に立ち会う人間的な感性を重視し、相談者一人ひとりの想いに耳を傾ける姿勢が特徴です。

また、茂木氏は宅地建物取引士や賃貸不動産経営管理士などの国家資格を有し、加えて「終活ガイド1級」「エンディングノート講師」などの民間資格を活かしながら、終活に関する幅広い支援を行っています。これらの資格を単なる肩書きにすることなく、実際の現場で“悩みを解決するための手段”として活用している点に、彼の実務家としての本質が表れています。

リプロ不動産の経営理念には、「人と住まいを通じて、人生を豊かにする」という一節があります。この言葉のとおり、茂木氏は「不動産=資産」という枠を超え、「そこにある思い出や家族の記憶」までも大切に扱う姿勢を貫いています。そのため、彼の相談会では、売却や遺産分割といった法律的な相談にとどまらず、「家を手放すときに感じる喪失感」「これからの暮らしをどう設計するか」といった心理的なテーマまで話し合われることが多いのです。

ガイドさん
ガイドさん

茂木氏の終活サポートは、“物理的な整理”と“心の整理”を同時に行うことに価値があります。

不動産の売却や住み替えを考えるとき、資産評価よりも先に「生き方の再設計」を促すアプローチが、依頼者の納得を生み出します。



著者:町山和美のプロフィール

町山和美(まちやま かずみ)氏は、東京都中野区にある「フェイス住販株式会社」の代表取締役であり、不動産と相続の両分野を専門とする女性経営者です。上級相続診断士®、不動産コンサルティングマスター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士など、幅広い国家資格・民間資格を保有しており、法律・税務・不動産の知識を横断的に活用することで、家族の資産を守る総合的なコンサルティングを行っています。

町山氏が重視するのは、「相続=家族の信頼関係を守るプロセス」という視点です。相続と聞くと、多くの人が“お金の話”や“争い”をイメージしますが、町山氏はそれを“感情の整理”として捉え直します。どんなに正しい法的知識を持っていても、家族間の感情のもつれを無視しては問題は解決しません。彼女の強みは、この心理的な側面と実務的な手続きの両方をバランスよく扱う点にあります。

現場では、特に女性ならではの視点が光ります。たとえば、夫婦間や親子間で話しづらい「遺言」「遺産分割」「生前贈与」などのテーマについても、柔らかい言葉で橋渡しを行い、「話してよかった」と安心させるスタイルを取ります。そのため、相談者の多くが「初めて相続の話を家族とできた」「専門家に相談して心が軽くなった」と語ります。

ガイドさん
ガイドさん

町山氏のアプローチは、“相続を成功させる”ことよりも、“家族関係を維持する”ことに重きを置いています。

上級相続診断士の資格は、単なる知識ではなく“対話の技術”を磨くためのものでもあり、その実践力が彼女の大きな武器です。



本書の要約

『よくわかる「終活・相続の基本」』は、終活と相続をテーマに、「心」と「仕組み」の両面から人生を整理する方法を示した実践書です。全体は二部構成で、第1部では「終活」、第2部では「相続」を扱っています。

前半の終活編では、「なぜ生きるのか」「どう生きたいのか」という根源的な問いを出発点とし、高齢期に訪れる心身の変化や生活上の課題をやさしく整理しています。そこでは、「エンディングノート」を活用しながら自分の思いや希望を言葉にしていく過程を通じ、心を整え、前向きに生きるための方法が紹介されています。茂木氏が提唱する“終活は新しいスタート”という考え方が、読者の不安を軽やかに変えてくれる構成になっています。

後半の相続編では、町山氏が中心となり、法的・実務的な知識を丁寧に解説しています。相続税の基礎知識、遺留分や寄与分の考え方、生前贈与、生命保険の活用、不動産の相続評価など、一般の読者が理解しにくい部分も図解と具体例でわかりやすく示されています。法律の話にとどまらず、「どうすれば家族がもめずに引き継げるか」という実践的な視点が貫かれています。

ガイドさん
ガイドさん

本書は“知識の本”ではなく“行動を促す本”です。

読後に読者が「自分もノートを書いてみよう」「家族と話そう」と思える設計になっており、それが実践的終活書としての最大の価値です。



本書の目的

本書の目的は、「終活や相続に関心はあるが、何から始めればいいのかわからない」という人に、最初の一歩を示すことにあります。多くの人が“まだ早い”“縁起でもない”と感じて先送りしてしまう中で、本書は「終活=今を整える行動」であると再定義しています。

その根底には、「生きている今をどう使うか」という哲学があります。終活を単なる書類作成や遺言準備と捉えるのではなく、人生の価値観を整理し、これから先をどう過ごしたいかを考える作業として提案しているのです。これは心理学でいう「ライフレビュー(人生の棚卸し)」の考え方と重なり、自己理解を深める効果があります。

また、相続の面では、「家族が困らない仕組みづくり」を重視しています。相続税や遺留分といった専門的なテーマを扱いながらも、目的は単に“知ること”ではなく、“話し合うこと”。本書では、家族間の信頼を再構築するために、エンディングノートを使って自分の希望や考えを明文化することを強く勧めています。

ガイドさん
ガイドさん

終活の最終目標は、“後悔のない今を生きる”ことです。

制度的な準備はあくまで手段であり、心の準備が整うことで、家族関係や自己理解がより豊かになります。



人気の理由と魅力

本書が幅広い世代に支持されている理由は、その“温度感”にあります。終活を暗くも難しくも描かず、あくまで「前向きな人生設計」として提示していることが、多くの人に共感を与えています。内容は専門的でありながら、どの章も平易な言葉で書かれており、読者が“自分ごと”として考えられる構成になっています。

第一の魅力は、実務家が書いたリアリティです。机上の知識ではなく、実際の相談事例や高齢者の声がふんだんに紹介されており、現場で起こっているリアルな課題をそのまま体験できます。読者は「自分の家族でも起こりそう」と実感でき、学びが抽象論に終わりません。

第二の魅力は、終活と相続を一体として扱っている点です。多くの書籍がどちらか一方に偏りがちですが、本書は“生き方”と“財産管理”を同じテーブルで考えることで、「心とお金のバランス」を取ることの大切さを示しています。

第三の魅力は、読者の行動を促す構成にあります。章を読み進めるごとに、“心の整理→情報の整理→家族への共有”という自然なステップが組まれており、読後に「やってみよう」という気持ちが芽生えます。

ガイドさん
ガイドさん

人気の最大の理由は、専門知識よりも“人の生き方”を中心に据えていることです。

終活の本質は「整理」ではなく「選択」。この本は、人生の優先順位を自分で決め直すための実践書です。




本の内容(目次)

本の内容(目次)

本書『よくわかる「終活・相続の基本」』は、人生の後半を前向きに生きるための知恵と実践をまとめた、二部構成の一冊です。前半では、「終活とは何か」「どう始めればよいのか」を心理面・実務面の両側から丁寧に解きほぐし、後半では「相続」をめぐる仕組みや手続き、そして家族の関係づくりまでを包括的に解説しています。

章立ては次のようになっています。

  • 第1部 終活
  • 第2部 相続


それぞれの章が明確に目的を持ち、段階的に理解を深められるように設計されています。ここでは、それぞれの部の内容を順に見ていきましょう。


第1部 終活

第1部では、「終活」を“終わりの支度”ではなく、“人生をより良く生きるための整理”として捉え直しています。冒頭から「終活を考える前に」「なぜ生きるか」という根源的なテーマに踏み込み、単なる手続きや整理術にとどまらず、“生き方を見つめ直す哲学”としての終活を提案しています。

茂木清治氏は、不動産やライフプランの専門家としての経験を活かし、高齢者が抱える心身・経済的課題を多角的に分析します。「心と体、そして財産を守るために」という章では、健康の維持、孤立防止、資産の管理といった実務的な視点がわかりやすく整理されています。たとえば、「物の整理=心の整理」という言葉に象徴されるように、モノを片づける行為そのものが精神的な安定を生むという、心理的洞察にも富んでいます。

さらに、「エンディングノートから始める人生の整理」では、具体的な書き方と実例が示されており、読者は“書きながら自分を見つめ直す”という体験を得られます。このノートは単なる記録帳ではなく、“自分の生き方を言語化するツール”です。書くことで、これまでの人生を肯定し、これからの人生を再構築する力を得るのです。

また、「充実したシニアライフを送るために」では、趣味・人間関係・地域活動などを通じて「今を楽しむ」ためのヒントが紹介されています。終活を通して“死”に備えるのではなく、“生”を深めるという本書の理念が最も鮮明に表れている章といえるでしょう。

最終章「あなたらしいゴールを飾る」では、人生の最期を“美しくデザインする”ための考え方が語られます。葬儀やお墓の話ではなく、自分らしい幕の下ろし方を考える時間こそが、豊かな人生を完成させる行為だとしています。この章を読むと、「終活」は“死に近づく”ためではなく、“生きることを味わい尽くす”ための知恵であることが実感できるでしょう。

ガイドさん
ガイドさん

終活は心理学的に「ライフレビュー」と呼ばれる行為と重なります。

自分の過去を整理し、今を肯定的に受け止めることで、幸福度や自己効力感が高まるという研究結果があります。

茂木氏のアプローチは、まさにこの心理効果を現実的な行動に落とし込んでいる点で優れています。


第1部 の小見出し

  • はじめに
  • 終活を考える前に 「なぜ生きる?」を考える
  • 高齢者の抱える課題とは? ~心と体、 そして財産を守るために~
  • 終活事例
  • エンディングノートから始める人生の整理 ~あなたの思いを形に ~
  • 充実したシニアライフを送るために ~人生を再発見し、 未来を楽しむためのヒント~
  • あなたらしいゴールを飾る~人生の最後を美しく、輝かしく~



第2部 相続

第2部では、町山和美氏が中心となり、相続に関する基礎知識と実践的な対策をわかりやすく解説しています。
「相続とは」という導入部分では、まず“相続の全体像”を俯瞰し、財産の承継が単なる法的手続きではなく、“家族の思いをつなぐ行為”であることを明確にしています。

続く章では、「相続税を払っている人の割合」や「争続(あらそうぞく)」という実情に触れ、日本の家庭で実際に起こりやすいトラブルの背景を丁寧に説明しています。特に“争族”の事例紹介はリアルで、読者が「自分の家も他人事ではない」と感じられる内容になっています。

そのうえで、「相続の基礎知識」「遺留分」「特別受益と寄与分」といった重要な法的概念を、難解な専門用語に頼らず、生活に即した言葉で解説しています。たとえば、「遺留分」を“家族の最低限の取り分”として、「寄与分」を“家族の誰かが他より多く貢献した分の評価”として示すなど、読者が自然に理解できる構成です。

また、「相続税の計算をしてみよう」では、数字の苦手な読者でも安心して理解できるよう、ステップ形式で具体的に説明されています。実際の計算例や、控除・非課税制度の活用法も挙げられており、読後には「自分の家の状況を一度整理してみよう」と思えるような内容です。

さらに、「相続と不動産」「生前贈与」「生命保険」といった章では、実務に直結する具体策を紹介しています。不動産の分割方法や、生前贈与のメリット・デメリット、保険を活用した納税資金の準備など、専門家が現場で培った知識が凝縮されています。これらの知識は、単なる“節税テクニック”ではなく、“家族が争わずに未来をつくるための知恵”として提示されているのが印象的です。

ガイドさん
ガイドさん

相続は“法律の問題”であると同時に“感情の問題”でもあります。

特に不動産が関わる場合、平等に分けることが難しく、トラブルの原因になりがちです。

本書は、制度理解だけでなく、家族間コミュニケーションの重要性を重視している点が実践的です。


第2部 の小見出し

  • 相続とは 相続税を払っている割合、 争続)
  • 相続の基礎知識
  • 遺留分について
  • 相続税の計算をしてみよう
  • 遺産分割について
  • 特別受益と寄与分
  • 具体的な相続対策
  • 相続と不動産
  • 生前贈与
  • 生命保険




対象読者

対象読者

『よくわかる「終活・相続の基本」』は、人生の後半をより豊かに生きたいと願うすべての人に寄り添う一冊です。終活と相続の知識を難解な専門用語ではなく、実践的な視点からわかりやすく解説しているため、初心者でも安心して読み進めることができます。ここでは、本書を特におすすめしたい方々を紹介します。

以下のような読者にとって、本書は人生を見つめ直し、行動へとつなげる大切な指針となるでしょう。

  • 終活について「何から始めればいいか分からない」人
  • 自分のエンディングノートを書き始めたい人
  • 家族や親族との相続・話し合いをスムーズにしたい人
  • 不動産を含めた資産整理や住み替えを検討しているシニア世代
  • 「まだ早い」「元気だから関係ない」と感じている人


それぞれの立場に合わせた視点から、本書がどのように役立つのかを詳しく見ていきましょう。


終活について「何から始めればいいか分からない」人

終活を始めたいけれど、何をどうすればよいのか分からず立ち止まってしまう人にとって、本書はまさに“道しるべ”となる一冊です。著者・茂木清治氏は、長年シニア向けの終活セミナーを開催しており、「最初の一歩」を踏み出す人の心理的ハードルを知り尽くしています。本書では、終活を大きな決断ではなく、小さな行動の積み重ねとして捉える方法を提案しています。具体的には、身の回りの整理や思い出の記録など、誰でも取り組める実例が紹介されており、読者は“できることから始める”という安心感を持ってスタートできる構成です。

また、本書は終活に対する心理的な抵抗感をやわらげてくれる点でも優れています。「終活=死の準備」という固定観念を解きほぐし、「終活=これからを豊かに生きるための再スタート」と位置づける考え方が繰り返し示されています。そのため、行動を起こす前から不安や恐怖を感じている人にとって、本書は“心の伴走者”のような存在となり、人生を前向きに整理する勇気を与えてくれるでしょう。

ガイドさん
ガイドさん

終活のスタート地点は、知識でも計画でもなく「心の準備」です。

不安をなくすためには、まず“何をしなければならないか”ではなく、“なぜ始めたいのか”を考えることが重要です。



自分のエンディングノートを書き始めたい人

エンディングノートは、自分の想いを整理し、家族へ伝えるための大切なツールです。しかし、実際に手に取ると「何から書けばいいのか」「どこまで書けばよいのか」と悩む人が多いのも事実です。本書は、そんな迷いを抱える人に寄り添いながら、エンディングノートを書く意義と進め方を明確に解説しています。著者は、単なるテンプレートの提示ではなく、「自分の人生を振り返る作業そのものが価値になる」と説き、ノートを通じて心の整理を促します。

また、途中で書けなくなったときの対処法や、書きやすいテーマの選び方など、現場での実例をもとに具体的なアドバイスを掲載しています。「完璧を目指す必要はない」「書けるところから始めればいい」という温かい言葉が、読者の背中をそっと押してくれるでしょう。

ガイドさん
ガイドさん

エンディングノートは法的拘束力を持ちませんが、家族の心理的負担を大きく減らす役割があります。

財産情報や医療の希望よりも、まず「自分の思い」を書くことが、真の終活の第一歩です。



家族や親族との相続・話し合いをスムーズにしたい人

相続は、単なる法律や税金の問題ではなく、家族の関係性そのものに深く関わるテーマです。本書は、相続を「争いごと」ではなく「思いやりの継承」として捉える視点を提供しています。著者・町山和美氏は不動産と相続の専門家として、実際に起きた家族間トラブルの事例をもとに、トラブルを防ぐための実践的なアドバイスを紹介しています。読者は、専門知識だけでなく、“人と人との向き合い方”までを学ぶことができます。

また、相続の準備を進める上で避けて通れない「家族会議」や「遺産分割の話し合い」についても、具体的な進め方が解説されています。たとえば、話す順序や言葉の選び方、タイミングなど、感情的な衝突を避けるための心理的配慮が随所に示されています。そのため、家族関係を壊すことなく、むしろ信頼を深める形で話し合いを進めたい人に最適な内容となっています。

ガイドさん
ガイドさん

相続の成否は“法の理解”よりも“家族間の信頼”にかかっています。

法律知識を“橋渡し”にして、家族の会話を再構築することが真の相続準備です。



不動産を含めた資産整理や住み替えを検討しているシニア世代

不動産を持つ人にとって、終活は単なる書類整理ではなく、資産を「どう残すか」「どう活かすか」という選択の連続です。本書では、不動産の売却、相続税対策、生前贈与、住み替えなど、具体的なシナリオごとに解説がなされています。特に、持ち家の管理や空き家リスクといった現代的課題にも踏み込み、シニア世代が“自分と家族の将来のために最適な選択をする”ための知識を得られる構成です。

また、経済的な観点だけでなく、「どんな環境でこれからの人生を過ごしたいか」という生活の質(QOL)の視点を重視している点も特徴です。資産整理を通じて、「老後をどこで、誰と、どう生きるか」を考える契機を与えてくれるため、単なる節税対策本とは異なり、人生設計書としての価値を持ちます。

ガイドさん
ガイドさん

不動産の終活では、“価値を守る”よりも“生かす”という視点が重要です。

住まいと資産を“生き方の延長線”として捉えることが、後悔のない選択につながります。



「まだ早い」「元気だから関係ない」と感じている人

「終活はもっと年を取ってから」と感じている人ほど、本書から大きな学びを得ることができます。なぜなら、終活とは“死を迎える準備”ではなく、“今をよりよく生きるための行動”だからです。著者は、元気なうちに取り組むことで「自分の意思で決められる自由」を守ることの大切さを強調しています。時間的にも心理的にも余裕がある今こそ、冷静に自分の人生を整えるチャンスなのです。

さらに、本書には「元気なうちに始めた人ほど、人生が軽やかになる」という多くの実例が紹介されています。早く始めることで、不安や後悔に縛られず、今の生活をさらに充実させることができるのです。終活を「人生の総仕上げ」ではなく、「新しい挑戦」としてとらえ直すことで、年齢に関係なく誰もが豊かに生きる力を得られるでしょう。

ガイドさん
ガイドさん

終活は“終わりの儀式”ではなく“生き方のデザイン”です。

早く始めるほど、人生の自由度が増し、未来への不安が“希望”に変わります。




本の感想・レビュー

本の感想・レビュー

“備える”だけでなく“生きる”本だ

この本を手にしたきっかけは、「終活」という言葉に少し抵抗を感じていたからでした。正直なところ、“死の準備”を連想してしまい、どこか暗いイメージを持っていたのです。けれど読み進めるうちに、その印象が大きく覆されました。著者が繰り返し伝えている「終活は今を生きるための行動」という考え方が、心の中にすっと染み込んできました。終活を通じて過去を整理し、これからの生き方を見つめ直すことが、どれほど前向きなことなのかを理解しました。

印象的だったのは、著者が高齢者との実体験をもとに語るエピソードの数々です。たとえば、90代の女性が「私は毎日100%で生きているのよ」と笑顔で話す姿を描いた部分では、年齢を超えて“生きる力”が湧き上がってくるように感じました。その言葉の背景には、終活を通して心の整理を終えた人だけが持つ「満ち足りた時間の過ごし方」がありました。

読み終えたときには、「備える」という消極的な姿勢が「生きる」という積極的な気持ちに変わっていました。終活という言葉が、これほどまでに希望に満ちたものだと気づかせてくれたこの一冊に、深い感謝の念を抱いています。

エンディングノートの構成が手を動かしやすい

私はこれまで、エンディングノートというものに興味がありながら、なかなか書き始められずにいました。何を書けばよいのか、どんな形にすればよいのか、その曖昧さが重く感じていたのです。しかし、この本を読んで印象的だったのは、「書けるところからでいい」という温かなメッセージでした。その言葉で心が軽くなり、気づけば手を動かしてメモを取り始めていました。

本書は、エンディングノートを単なる“情報の記録”としてではなく、“自分自身を見つめ直すための時間”として位置づけています。家族構成や資産の一覧だけでなく、感謝の言葉、これからの夢、好きだったことなど、心の断片を少しずつ書き留めていく構成になっており、それが自然に自己整理につながるように設計されています。どのページも押しつけがましくなく、読み手のペースを尊重してくれる柔らかさがありました。

書き終えたノートの中には、昔の自分では想像もしなかった素直な言葉が並んでいました。この本がなければ、それらを言葉にする勇気すら持てなかったかもしれません。形に残すことの大切さを、改めて感じさせてくれる体験でした。

相続税・遺留分・特別受益など注目テーマが整理されていた

この本の大きな魅力は、専門的なテーマを非常にわかりやすくまとめている点です。相続や税金の話になると、どうしても難解な印象を持ってしまいがちですが、本書はまるで身近な会話を聞いているような読みやすさで、複雑な制度を自然に理解できるようになっています。

特に印象に残ったのは、相続税や遺留分、特別受益といった法律用語を、“人と人との思いやり”という視点から解説しているところです。たとえば、「遺留分」は単に法律で保障された取り分ではなく、“家族間の公平感を守るための仕組み”として紹介されています。このように制度の背景や意図を理解できることで、「難しいから避けよう」ではなく、「きちんと話し合おう」という前向きな姿勢を持てるようになりました。

本書を読み終えたあと、相続の準備は“お金の問題”ではなく“家族関係の問題”でもあるのだと強く感じました。法律や数字を超えて、人の感情に寄り添う解説があるからこそ、初めての人でも安心して学べる構成になっています。

“今をどう生きるか”という問いが胸に響いた

「どう生きたいか?」という著者の問いが、読んでいる最中ずっと胸の中に響いていました。終活というテーマを超えて、“生き方の哲学書”のように感じられたのです。本書の中で紹介されている人々は、皆どこかで立ち止まり、自分の人生を見直し、再び歩み出していました。その姿に触れるたびに、自分自身もまた、“今”という時間をどう使っているのかを考えずにはいられませんでした。

特に印象的だったのは、「死を見つめることは、生を深めること」という一節です。終活という言葉の奥に、“生の再発見”という前向きな意義があることに気づかされました。読んでいくうちに、これまで後回しにしていた夢や、もう一度やってみたいことがいくつも浮かんできて、不思議と心が明るくなっていくのを感じました。

読み終えたときには、「老い」を恐れる気持ちが薄れ、「生きている今を丁寧に積み重ねたい」という想いが強くなりました。この本は、終活をテーマにしながらも、人生そのものを肯定してくれる優しい一冊です。

高齢者だけでなく、若い人にも価値がある

当初は、親世代が読むような内容だと思っていました。しかし実際に読んでみると、むしろ私のような40代にも刺さる内容でした。終活という言葉に抵抗があった私でも、この本を通して「人生を整える」という意味が腑に落ちたのです。生き方を振り返り、これからの時間をどう使うかを考えることは、年齢に関係のないテーマだと気づきました。

著者が強調するのは、「まだ早い」と思っている時こそが、実は始めどきだということ。元気なうちに考えておくことで、自分の意思で決められる範囲が広がるという言葉には説得力がありました。自分の生活、家族、仕事との関わりなど、あらゆる場面で“備え”ではなく“選択”としての終活が描かれている点が印象的です。

この本は、若い世代にこそ必要な「生き方の教科書」だと思います。未来を恐れるより、未来をデザインするための知恵が詰まっていて、世代を超えて読み継がれる価値を感じました。

不動産を含めた終活視点が家族に安心感をもたらした

不動産の扱いは、終活の中でも特に避けて通れないテーマだと思います。私自身も親の家の整理や相続を考えたときに、どこから手をつければいいのか分からず不安を感じていました。この本は、そんな複雑な問題を非常に丁寧に解きほぐしてくれました。専門家が書いた難しい言葉ではなく、生活者の目線で“判断の流れ”を説明してくれているのがありがたかったです。

読んでいて印象に残ったのは、「資産をどう残すか」ではなく「どう生かすか」という視点でした。住み替えや生前贈与など、選択肢の幅を知ることで、将来の暮らし方まで見えてくる構成になっています。著者が「元気なうちに決めることが家族の安心につながる」と語る部分では、実感を伴うメッセージとして胸に残りました。

読み終わった後、自分の優先順位が変わった

この本を読み進めるうちに、気づけば自分の中の“優先順位”が大きく変わっていました。これまでは、仕事や日常に追われて先送りにしていたことが多かったのですが、終活を「生き方の整理」として捉える著者の言葉に背中を押されました。読むほどに、“今できることを先にやろう”という気持ちが自然と芽生えてきたのです。

特に印象的だったのは、「過去を振り返ることは、これからを軽くすること」という考え方でした。これまで無意識に抱えていた後悔や、心の奥に残っていた“やり残し”が、少しずつ解きほぐされていくような感覚がありました。自分の人生を棚卸しすることは、決して重たい作業ではなく、むしろ前向きな儀式なのだと理解できました。

読み終えた今、私の中で大切なものの順番が変わりました。モノよりも人、将来よりも今、完璧よりも納得。それがこの本を読んで得た一番の変化だと思います。

“元気だから必要ない”という思い込みが崩れた

この本に出会うまで、私は「終活なんてまだ早い」と思っていました。けれど、著者の言葉に触れて、その考えがすっかり変わりました。元気なうちだからこそ、自分の意思で未来を決められるという考え方は、とても新鮮でした。終活を“年を取ってからの準備”と捉えていた自分にとって、その発想の転換は衝撃に近いものでした。

本書には、実際に終活を始めた人たちの変化が数多く紹介されています。そのどれもが前向きで、読んでいるうちに「自分もやってみよう」という気持ちが湧いてきました。終活という言葉の裏にある“生きる力”が、ページを追うごとに明確になっていきます。

今では、「まだ早い」という言葉を言い訳にしていた自分が恥ずかしく感じます。この本は、終活を“年齢ではなく意識の問題”として捉え直すきっかけをくれました。今この瞬間を整えることこそが、最良の備えなのだと気づかせてくれます。




まとめ

まとめ

本書『よくわかる「終活・相続の基本」』は、終活や相続を「人生をより豊かに生きるための手段」としてわかりやすく紹介した実践的なガイドです。

ここでは、読者が本書から得られる価値を整理しながら、次の一歩へとつなげるために、以下の3つの観点から振り返ってみましょう。

  • この本を読んで得られるメリット
  • 読後の次のステップ
  • 総括


これらを通して、本書が目指す「安心と前向きな人生設計」の全体像をもう一度見直していきます。


この本を読んで得られるメリット

ここでは、本書を手に取ることで得られる代表的な利点を整理してみましょう。

自分の人生を整理し、心の負担を軽くできる

この本の第一の魅力は、「終活を通じて心の整理ができる」ことです。著者の茂木清治氏は、終活を「人生の棚卸し」と位置づけています。人は物を整理することで思考が整理され、思考が整うことで気持ちが軽くなります。本書では、日常生活の中で無理なく実践できる具体的な方法が紹介されており、例えば思い出の品や写真を見直すことをきっかけに「今の自分に必要なもの」を見極めるプロセスが示されています。このステップを通じて、読者は“心の荷物”を下ろし、より前向きに今を生きる感覚を得られるのです。

エンディングノートを通じて「自分らしい生き方」を見つめ直せる

本書の第1部では、エンディングノートの書き方が丁寧に解説されています。ここで強調されているのは、“死を意識するため”のノートではなく、“自分の生き方を描き直すため”のノートだという点です。著者は、書く内容を義務ではなく「自由に心を表現する手段」として捉えています。感謝の気持ち、やり残した夢、家族に伝えたいことなどを書き出すことで、読者は自分の人生の意味や価値を再確認できるでしょう。こうした「自己省察の時間」を持つことこそ、終活が“生きるための活動”であることを実感させてくれる最大のポイントです。

相続や不動産に関する正しい知識が身につく

終活と切り離せないテーマが「相続」です。本書の第2部では、町山和美氏が不動産・税務の専門家として、相続の仕組みを一般の人にも理解しやすい形で解説しています。相続税、遺留分、特別受益など、耳慣れない専門用語も、生活の中の事例を交えて説明されているため、法律の知識がなくてもスムーズに理解できます。また、不動産を活用した相続対策や生前贈与の考え方など、実際に家族で話し合うときに役立つ情報が満載です。これにより、読者は「知っておけば防げたトラブル」を未然に回避できる実践力を得られます。

家族とのコミュニケーションが円滑になり、未来の安心につながる

終活や相続は、家族にとってデリケートな話題です。しかし、本書はその壁を取り除くための“会話の糸口”を与えてくれます。著者は、家族に突然遺言や財産の話をするのではなく、まず「自分の気持ち」から伝えることの大切さを説いています。たとえば、「こうしておくと家族が困らないと思って」といった言葉で始めるだけでも、話し合いが穏やかに進みやすくなるといいます。このようなアプローチを学ぶことで、家族間の誤解を減らし、“残す人”も“受け取る人”も納得のいく相続を実現できるようになるのです。


ガイドさん
ガイドさん

終活とは「死を考えること」ではなく、「自分を見つめ直すこと」です。

この本を通じて、自分の人生を再構築し、心のバランスを整える力を養うことができます。

“人生の棚卸し”は、未来を軽く、明るくするための最高のメンテナンスです。



読後の次のステップ

本書『よくわかる「終活・相続の基本」』を読み終えた後は、「学んだことを実生活でどう生かすか」が最も重要になります。終活や相続の知識は“読んで終わり”ではなく、“実践して初めて意味を持つ”ものです。本書では、読者が自分の人生や家族との関係を見直すためのヒントが数多く提示されています。

ここでは、読後に踏み出すべき3つのステップを紹介します。


step
1
自分の気持ちを「見える化」する

最初のステップは、自分の思いを言葉として書き出すことです。本を通じて感じた気づきや印象をノートに残すことで、自分がどんな人生を望んでいるのかが少しずつ見えてきます。難しく考える必要はなく、「今大切にしていること」や「これから挑戦したいこと」を数行書くだけでも十分です。頭の中の思考を外に出すことで、心が整理され、自分の軸が明確になります。


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2
小さな行動をひとつ決めてみる

次に、小さな行動を具体的に決めてみましょう。たとえば「エンディングノートの表紙を書く」「机の引き出しを一段だけ片づける」「家族に感謝を伝える」といったことでも構いません。完璧を目指すのではなく、動き出すこと自体に意味があります。ほんの少しでも行動すると、気持ちに変化が生まれ、終活が“義務”から“心を整える時間”へと変わっていくでしょう。


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3
家族と会話をするきっかけをつくる

終活や相続の話題は、家族間では避けられがちなテーマですが、話さないままでいると将来の誤解や不安を生むことがあります。読後の今だからこそ、「この本を読んで考えたことがあるんだけど」といった形で話を切り出してみてください。内容をすべて伝える必要はなく、思ったことを少し共有するだけでも十分です。その小さな会話が、家族の関係をより信頼に満ちたものに変えていくきっかけになります。


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4
専門家に相談する準備を整える

相続や不動産など、法律や税金が絡むテーマは、専門家に相談することで大きな安心につながります。ただし、漠然とした不安のまま相談するよりも、自分の現状や疑問点をメモにまとめておくと、より的確なアドバイスを受けやすくなります。相談前に「誰に何を伝えたいのか」「どんなことを解決したいのか」を整理しておくと、限られた時間を有効に使えます。これが、知識を“行動”に変える重要な一歩です。


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5
定期的に「いまの自分」を見直す

終活は一度やって終わるものではなく、人生の節目ごとに更新していくものです。年齢や生活環境の変化に合わせて、価値観や優先順位も変わっていきます。エンディングノートや資産の整理を定期的に見直すことで、自分の考えや暮らし方を常に最適な形に保てます。見直すたびに「今の自分」がより鮮明になり、心に余裕が生まれるはずです。


ガイドさん
ガイドさん

終活は「人生を閉じるための作業」ではなく、「自分の生き方を整える作業」です。

この本を読んで感じたことを、今日という日常の中に落とし込むことができれば、あなたの人生は確実により豊かな方向へ動き出します。

大切なのは“完璧にやること”ではなく、“少しずつ動き始める勇気”です。



総括

『よくわかる「終活・相続の基本」』は、単なる知識解説書ではなく、読者が自分の人生と真剣に向き合うための「実践的な人生デザインブック」です。本書が伝える終活の本質は、決して「死を迎える準備」ではなく、「どう生きたいかを再確認すること」にあります。著者の茂木清治氏と町山和美氏は、それぞれの専門分野から、心の整理と資産の整理の両面を支える“知恵”を提供しています。この二人の視点が融合することで、終活というテーマが単なる老後の課題にとどまらず、人生を前向きに整えるための「生き方の提案」として立ち上がっているのです。

本書が優れているのは、読者が自分自身の現実に引き寄せながら読める構成になっている点です。たとえば、「終活を考える前に『なぜ生きるか』を考える」という章では、哲学的な問いかけを通じて、誰もが抱える漠然とした不安に光を当てます。そのうえで、エンディングノートの書き方や相続税の基礎など、実務的なノウハウを平易な言葉で解説することで、“心”と“行動”を結びつけてくれるのです。読者は理屈ではなく、体感として「自分にもできそう」と感じながら学びを深められるでしょう。

さらに、この本は「読むだけで安心する」タイプの本ではありません。読者が実際にペンを取り、家族と会話を交わし、生活の中で行動を起こすことを促す“動的な書籍”です。終活や相続は一人で抱え込むものではなく、家族と共有しながら進めるもの――その姿勢が本書の根底に流れています。だからこそ、本書を通じて読者は、「自分のための終活」が「家族の安心」につながるという気づきを得ることができるのです。

ガイドさん
ガイドさん

この本が目指しているのは「心の平穏」と「未来の安心」の両立です。

誰もが避けられない“終わり”というテーマに対して、恐れではなく希望をもって向き合う――それが本書の最大のメッセージです。

終活を通じて人生を見つめ直し、相続を通じて家族の絆を深める。

そのプロセス自体が、人生をより豊かに、そして穏やかにしていくのだと気づかせてくれる、まさに「人生の道しるべ」と呼べる一冊です。




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