社会保障の基礎知識

交通事故にあった時に取るべき4つの行動

交通事故にあった時に取るべき4つの行動

この記事では、「交通事故にあった時に取るべき行動」について解説していきます。


交通事故にあうと気が動転してしまい、落ち着いて適切な行動を取れなくなってしまいがちです。

事前に取るべき行動を把握しておくことで、心に余裕を持つことができ、冷静な対応をすることができるようになります。


交通事故にあった時に取るべき行動

交通事故にあった時に取るべき行動

自動車事故にあった時に取らなければならない行動は下記の4つです。

  1. 負傷者の確認と救護
  2. 二次災害の防止
  3. 警察に届ける
  4. 事故の状況を確認・記録する


それぞれわかりやすく解説していきます。


1.負傷者の確認と救護

交通事故によって負傷者がいるのであれば、被害者の救護を何よりも優先的に実施しなければなりません。

まずは、相手に声をかけて意識があるかどうかを確認しましょう。さらに、救急車の手配もしてください。事故が起きてすぐは特に問題がなくても、脳出血などはしばらくして症状が顕在化する可能性があるためです。


また、意識のない重篤な状態であれば、まずは安全なところに被害者を運んで、必要に応じて人工呼吸や心臓マッサージなどの応急処置を施しましょう。


また、車を動かせない場合は、車内にいるのは危険です。特に高速道路で起きた事故であれば、以上の措置が完了したところで速やかに車から離れ、安全な場所に避難しましょう。


2.二次災害の防止

被害者を救護が一通り済んだら、二次災害の防止も行いましょう。


たとえば、道路上に壊れた自動車などがあれば、今度は後続車両がその自動車に衝突してしまう可能性もあります。可能であれば、他の車両の通行の妨げにならないような場所まで移動させてください。


しかし、車両がひどくダメージを受けていて、その場所から動かせないという事態も十分想定できます。

その場合には、他の車両と衝突しないように事故が起きていることを周知しましょう。具体的には、ハザードランプの点灯、停止表示機材の設置、発煙筒の使用といった方法をとるようにしましょう。


また、車を動かせない場合は、車内にいるのは危険です。特に高速道路で起きた事故であれば、以上の措置が完了したところで速やかに車から離れ、安全な場所に避難しましょう。


3.警察に届ける

加害者は、罰金を取られたり免許証の停止をされたくないため、内々に解決しようとしがちです。

被害者はこうした加害者のペースに乗るのが一番危険です。被害者にとっても警察に届け出るのは何かと面倒なことになりがちですが、自分の権利を守るためには、警察への届け出は必須です。


4.事故の状況を確認・記録する

事故にあったら、現場その他、事故のときの状況を正確にとらえることが重要です。

そのためには目撃者の証言も必要になりますし、事故地点、スリップの痕跡などの確認も必要です。


相手を確かめる

  • 自動車のナンバー、色、型、名称

  • 運転者の名前、年齢、住所、勤務先(会社名、電話番号)

  • 車の持ち主あるいは会社名、所在地、電話番号

  • 自動車損害賠償責任保険証書(保険会社名、証書番号、加入年月日等)

  • 免許証、車検証(番号等)


目撃者に証言をしてもらう

目撃者については、名刺をもらうか、住所、氏名を聞いておきます。


警察への連絡

たとえ自分に過失があったとしても必ず警察へ届け出なければなりません。

警察に連絡し、現場を確認してもらうこと。また、交通事故証明書をもらうことも忘れないようにしましょう。


保険者への連絡

医療保険や労災保険等で治療を受けるときは、必ず「第三者行為による傷病届」に、交通事故証明書の写し、念書、医師の診断書を添えてを添えて、加入する保険者(全国健康保険協会、健保組合、共済組合等、市区町村、国保組合、広域連合等)に提出します。


交通事故証明書のもらい方

交通事故証明書のもらい方

最寄りの「自動車安全運連センター事務所」へ所定の郵便振替申請用紙を使って、交通事故証明書の交付を申請する、または直接センター事務所窓口へ申し込む、またはセンターのホームページからインターネットにより申請します。

郵便振替申請用紙はどこの警察署、交番、駐在所、損額保険会社、農業協同組合にも備えつけられています。


交付申請の手続きをすると、センター事務所から申請者の住所または申請者が希望するところへ、証明書が送られてきます。

直接センター事務所窓口へ申し込んだ場合は、交通事故資料が警察署等から届いていれば原則として即日交付となります(他都道府県での事故の場合は、後日郵便となります)。


まとめ

まとめ

交通事故にあった時に取るべき行動は下記の4つです。

  1. 交通事故は負傷者の確認と救護が最優先
  2. 二次災害の防止をする
  3. 警察への連絡
  4. 事故の状況を確認・記録する


事故当時は気が動転して冷静に行動できない人が殆どです。

事前に交通事故にあった時に取るべき行動を把握してくことで、事故当時に適切な行動を取ることができるようになります。



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