この記事では、「通所手当」について解説していきます。
公共職業訓練を受けている人がその施設に通所するために、公共交通機関、自動車等を利用する場合、最大で42,500円が支給されます。
金額は決して少なくないため、就労を目指して勉強している人にとっては力強い支えになります。
この記事では、通所手当の「受給要件」「給付金額」「手続き」などを知ることができます。
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通所手当とは
通所手当とは、公共職業訓練を受けている期間中、基本手当(失業保険)に加えて支給されるものです。
受給要件
通所手当は、公共職業訓練を受けている人がその施設に通所するために、公共交通機関、自動車等を利用するときに受けられます。
給付金額
公共交通機関を利用する場合、月額42,500円以内の実費が給付されます。
自動車等を利用する場合、距離等に応じて3,690円~8,010円が給付されます。
公共の交通機関を利用した場合
電車・バス等を利用する場合は、最も安い経路での1ヵ月分の定期代が支給されます。
自分の希望するルートではなく、価格の安いルートで決まります。
また、自宅から最寄りの駅までバスで通う場合、その間も2㎞以上離れていればバス代が支給されます。
区間は、自宅の最寄りのバス停から、駅の最寄りのバス停までの距離が2㎞以上です。
あくまでも1ヵ月分の定期代として支給されるので、お金に余裕があれば数か月分をまとめて購入する方がお得です。
ちなみに、自宅から職業訓練校までが2㎞以下の場合は通所手当の支給を受けることができません。
車やバイクを利用する場合
車やバイク、自転車などを利用する場合にも通所手当は支給されます。
この場合、支給金額は距離によって決まります。
距離 | 金額 |
2㎞以上10㎞未満 | 3,690円 |
10㎞以上 | 5,850円 |
15㎞以上については特定の地域のみ | 8,010円 |
手続き
受講証明書に受給資格者証を添付し、居住地の公共職業安定所(船員の場合、船員の求人を探すときは居住地の地方運輸局)へ提出してください。
問い合わせ先
居住地の公共職業安定所(船員の場合、船員の求人を探すときは居住地の地方運輸局)。
まとめ
通所手当は、公共職業訓練を受けている人がその施設に通所するために、交通機関、自動車等を利用するときに受けられます。
公共交通機関を利用する場合、月額42,500円以内の実費が給付されます。
自動車等利用の場合、距離等に応じて3,690円~8,010円が給付されます。
受講証明書に受給資格者証を添付し、居住地の公共職業安定所(船員の場合、船員の求人を探すときは居住地の地方運輸局)へ提出してください。
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