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ゴルファー保険とは?ゴルファー保険の詳細をわかりやすく解説

ゴルファー保険とは?ゴルファー保険の詳細をわかりやすく解説

この記事では「ゴルファー保険」について解説していきます。


ゴルフをしていると、自分が打った打球により、誰かをケガさせたり、誰かの物を壊したりする可能性があります。

また、上手にボールを捉えることができずに自身のグラブを破損してしまうかもしれません。

ゴルファー保険に加入していればこれらの損害に備えることができます。


この記事を読めば、「ゴルファー保険の4つの補償」「ゴルファー保険の注意点」「ゴルファー保険の具体例」を知ることができます。




ゴルファー保険とは

ゴルファー保険とは

ゴルファー保険とは、ゴルフのプレー中や練習中、指導中の事故を対象とするものです。


ゴルファー保険に加入していれば、他人にケガを負わせてしまったときの賠償責任のほか、ゴルファー自身のケガ、ゴルフ用品の盗難、ゴルフクラブの破損、ホールインワン・アルバトロス費用等に備えることができます。


ゴルファー保険の補償内容

ゴルファー保険の補償内容

ゴルファー保険の補償内容は下記の4つになります。

  1. ゴルフ賠償責任補償
  2. ゴルファー傷害補償
  3. ゴルフ用品損害補償
  4. ホールインワン・アルバトロス費用補償


それぞれわかりやすく解説していきます。

1.ゴルフ賠償責任補償(他人にケガを負わせたとき)

ゴルフ賠償責任補償とは、日本国内外でのゴルフ練習、プレー、指導中、

また、それに付随してゴルフ場・ゴルフ練習場構内において通常に行われる更衣、休憩、食事、入浴などの行為中に、誤って他人(キャディーを含む)にケガを負わせたり、他人の物を壊して損害を与え法律上の賠償責任を負った場合に支払限度額を限度として保険金を受け取れる補償です。


たとえば、プレー中に自身が打った打球が他の人に当たりケガをさせてしまった場合、治療費や慰謝料などを賠償する必要があります。

他にも、自宅の庭で練習をしていて、打った打球が隣の家のガラスを割ってしまった場合、代金を賠償する必要があります。

ゴルフ保険に加入していれば、これらの賠償責任が生じたときに支払限度額を限度として保険金が受け取れます。


2.ゴルファー傷害補償(自分がケガをしたとき)

ゴルファー傷害補償とは、日本国内外のゴルフ場・ゴルフ練習場構内において、ゴルフの練習、プレーまたは指導中およびこれらに付随して通常行われる更衣、休憩、食事、入浴などの行為中に、自身が「急激かつ偶発的な外来の事故」によりケガをしたり、そのケガにより死亡した場合、保険金が受け取れる補償です。


ゴルフ場には、バンカーや池、傾斜のきつい場所などがあり、急激かつ偶発的な外来の事故によりケガをする可能性を秘めています。

このようなケガをしてしまった場合、ゴルファー傷害補償から保険金が支払われることになります。


3.ゴルフ用品損害補償

ゴルフ用品損害補償とは、日本国内外のゴルフ場・ゴルフ練習場構内において発生した、自身が所有する保険証券記載のゴルフ用品の盗難またはゴルフクラブの破損・曲損の損害を、保険金額を限度として時価で保険金が支払われることになります。


メモ

時価とは、同等なものを新たに購入するのに必要な額から使用や経過年数などに応じた消耗分を控除した額をいいます。

 

補償の対象になるゴルフ用品とは

  • ゴルフクラブ
  • ゴルフボール
  • ゴルフシューズ
  • ゴルフバッグ
  • その他ゴルフ用に設計されたもの



4.ホールインワン・アルバトロス費用補償

ゴルフ業界では、ホールインワンやアルバトロスを達成した場合には、打った人自身がお祝いをしてその費用を負担するという謎の慣習があります。


ホールインワン・アルバトロス費用補償があれば、日本国内のゴルフ場でプレー中にホールインワンまたはアルバトロスを達成した場合にかかる費用を保険金額を限度額として支払われます。

補償される費用の種類

  • 贈呈記念品購入費用
  • 祝賀会費用
  • 記念植樹費用
  • 同伴キャディに対する祝儀
    など


補償の対象となる状況

国内の9ホール以上を有し、施設の利用について料金を徴収するゴルフ場で、「ゴルフ競技」中に達成した場合に限ります。

ゴルフ競技とは、他の競技者1名以上と同伴し(ゴルフ場が主催または共催する公式競技の場合は、他の競技者の同伴の有無は問いません。)、基準打数(パー)35以上の9ホール(ハーフ)、または基準打数(パー)35以上の9ホール(ハーフ)を含む18ホールを正規にラウンドすることです。


キャディを使用しないセルフプレー中に達成したホールインワンまたはアルバトロスについては、原則として保険金のお支払いの対象になりません。

ただし、下記のいずれかの条件を満たすことで、支払いの対象となります。

  1. そのゴルフ場の使用人が目撃しており、署名・捺印された証明書が得られる場合

  2. 会員となっているゴルフ場が主催または共催する公式競技に参加している間のホールインワンまたはアルバトロスで、その公式競技の参加者または競技委員が目撃しており、署名・捺印された証明書が得られる場合

  3. ビデオ映像(ビデオ撮影機器による映像で、日時・ゴルファーの個別確認等が可能)が提出できる場合

  4. 同伴競技者以外の第三者が目撃しており、署名・捺印された証明書が得られる場合


なお、保険金の請求時には、当社所定のホールインワン・アルバトロス証明書、各種費用の支払いを証明する領収書およびアテスト済みのスコアカードの提出が必要となります。


ゴルファー保険の注意点

ゴルファー保険の注意点


保険期間の「年単位」と「日単位」

ゴルファー保険は、医療保険や損害保険と同じように年単位で契約できますが、日単位で契約することもできます。


保険料は保険会社によって様々ですが、年単位の契約で1年あたり3,000~20,000円程度、日単位の契約で1日あたり300~800円程度になります。

保険金額によって補償限度額も変わってくるので、自身のプレイ頻度や使用するゴルフクラブの金額などを考慮して選択しましょう。


おすすめの「年契約」「日契約」の使い分けは、月1回程度なら日単位、月2回以上なら年単位の契約がおすすめです。

保険加入はプレーの前日までに

ゴルファー保険の補償の開始は、早くても申込日の翌日以降からになります。


つまり、うっかり保険に加入するのを忘れ、当日に思いだしても手遅れということになります。

補償が必要な方は、なるべく早めに加入の手続きをしましょう。

ゴルフ保険は「医療保険・傷害保険・個人賠償責任保険」と重複する

ゴルフ保険における自分の傷害や他人への賠償責任については、他の保険と重複する部分があります。


ゴルフ保険の自身へのケガの補償は、医療保険・傷害保険の補償内容と重複します。

ゴルフ保険の他人への賠償責任は、個人賠償責任保険の補償内容と重複します。


すでに医療保険や傷害保険、個人賠償責任保険に加入している場合は、加入前に補償内容を確認することで無駄な保険料を支払わずに済むかもしれません。

 

熱中症は補償の対象外

ゴルフは一般的に屋外で行うため、夏場に練習やプレーをすると熱中症になり、体調を崩す人も多くいますが残念ながら熱中症は補償の対象外です。


他にも、靴ずれ、車酔い、しもやけなども「急激かつ偶然な外来の事故」に該当しないため、補償の対象外となります。


ゴルファー保険の具体例

ゴルファー保険を選ぶとき、どのように調べればいいのかイメージしにくいと思うので、実際に資料を見ていきましょう。


サンプルは三井住友海上のゴルファー保険です。


三井住友海上のゴルファー保険は、合計で6つのコースが用意してあり、保険料に応じて補償内容に差が生じています。



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