政府が近く決定する経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)の原案が判明しました。
75歳以上の後期高齢者を念頭に金融所得を勘案して健康保険料の支払額を決める新たな仕組みを検討する方針を盛りこまれました。
現役世代の負担を軽減し、社会保障制度の持続力を高める意図があります。
75歳以上の健康保険料、金融所得も考慮して計算されることに
骨太の方針は政権の経済政策や予算編成などの方向性を示したものです。
岸田文雄政権で初めての策定で、夏の参院選でも与党の公約に反映されます。
これには「保険料における金融所得・金融資産の勘案」と記載されました。
「給付は高齢者中心、負担は現役世代中心という社会保障の構造を見直す」と強調しています。
年金収入だけでなく株式の売却益や配当収入などを勘案して保険料を見積もることを想定しています。
収入のある高齢者に応分の負担を求める狙いがあります。
厚生労働省が具体的な制度設計を進めます。
原案は首相が掲げる「新しい資本主義」の実現に向けた5本柱を掲げました。
「人への投資」を前面に出し「成長と分配をともに高める」と触れています。
最低賃金に関し「できる限り早期に全国加重平均が1000円以上となるよう見直しに取り組む」と記しています。
まとめ
政府が近く決定する経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)の原案が判明しました。
骨太の方針は政権の経済政策や予算編成などの方向性を示したものです。
これには「保険料における金融所得・金融資産の勘案」と記載されました。
「給付は高齢者中心、負担は現役世代中心という社会保障の構造を見直す」と強調しています。
年金収入だけでなく株式の売却益や配当収入などを勘案して保険料を見積もることを想定しています。
収入のある高齢者に応分の負担を求める狙いがあります。
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