求職者支援制度の支援訓練にはどのような種類があるでしょうか?
用意されているコースの種類が分からないと、選ぶ際の基準が分からず困惑してしまいます。
この記事では、支援訓練の種類を分かりやすく解説していきます。
訓練はコロコロと変えることができません。自分に最適なコースを選択しましょう!
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支援訓練にはどんなコースがあるのか?
支援訓練には、民間の専門学校で開講されているスキルアップ講座が幅広く用意されています。
まず、訓練の種類から説明すると、「基礎コース」と「実践コース」の2種類に分かれています。
基礎コースが、「就職に必要な基礎的な技能・知識」を習得することを目的としているのに対して、実践コースの方は、それに加えて「実践的な技能・知識」を習得することを目的としています。
基礎コースで圧倒的に多いのは、オフィスで事務作業をするにあたって必要なパソコンの基礎的なスキルを身につけるコースです。
文書の作成から、表計算、プレゼンテーションなどのオフィスソフトを使いこなせるようになることを目標としています。
一方、実践コースの方は、IT系、経理事務、営業販売、医療事務、介護ヘルパー、保育と、かなりバラエティ富んでいるのが特徴です。
なかには「ネイリスト養成コース」や「アロマテラピスト科」などの美容関係のコースがあるかと思えば、「空港スタッフ養成科」、「有機野菜栽培科」、「園芸・ガーデニング科」、「警備保安科」など、地方によって、より就職しやすい科目が設定されています。
資格を習得できるコースは少ない
専門学校が開設している一般の社会人向けの講座と異なるのは、資格を習得できるコースが極端に少ない点です。
不動産関係のコースに宅建の国家資格試験対策が多少プログラムの一部に組み込まれている程度で、公共職業訓練の長期コースのように、訓練中に全員が受験して資格取得を目指すようなコースは、ほとんど見当たりません。
唯一の例外がホームヘルパー養成コースです。
日本全国どこでも、ホームヘルパー2級資格が課程修了と同時に習得できるコースが数多く開設されています。
2割が基礎コース、8割が実践コース
いまのところ、コース数でみると、基礎コースは全体の2割程度しかなく、残りの8割が実践コースとなっています。
実践コースにおいても、基礎から学べるカリキュラムになっていますが、訓練期間は3ヶ月程度が多いのが実情ですので、それだけの期間で、より実践的な知識・スキルまで習得するのは難しいと考えておくべきです。
まとめ
訓練の種類は、「基礎コース」と「実践コース」の2種類に分かれています。
基礎コースが、「就職に必要な基礎的な技能・知識」を習得することを目的としているのに対して、実践コースの方は、それに加えて「実践的な技能・知識」を習得することを目的としています。
専門学校が開設している一般の社会人向けの講座と比較すると、資格を習得できるコースが極端に少ないです。
コース数でみると、基礎コースは全体の2割程度しかなく、残りの8割が実践コースとなっています。
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