社会保障

iDeCo(イデコ)のメリットについて、わかりやすく解説

iDeCo(イデコ)のメリットについて、わかりやすく解説

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、日本における自助年金制度の一つで、多くのメリットがあります。

iDeCoを利用することで、メリットを享受しながら、効率的に老後資金を準備することが可能です。

ただし、加入にはいくつかの条件や制約もあるため、自分の状況に合わせてしっかりと検討することが重要です。


詳しく解説していきます。


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1.税制優遇

1.税制優遇

iDeCo(個人型確定拠出年金)の税制優遇は、掛金、運用益、受け取り時の3つの段階で税制上のメリットがあります。

これらの税制優遇を最大限に活用することで、iDeCoを通じた資産形成が非常に効率的になります。

長期的な視点で計画的に活用することが重要です。


それぞれ詳しく説明します。


掛金の全額所得控除

毎月の掛金は全額が所得控除の対象となります。これにより、所得税および住民税が軽減されます。


以下に具体例を挙げて説明します。


所得税の軽減

・所得税は、所得に対して段階的に税率が適用されます。掛金を拠出することで、課税所得が減少し、所得税が軽減されます。

・例えば、年収500万円で月額2万円をiDeCoに拠出する場合、年間24万円の所得控除が受けられます。この場合、課税所得が24万円減少し、所得税率20%(例として)の場合、年間で約4.8万円の所得税が軽減されます。


住民税の軽減

・住民税は、所得に対して一律10%の税率が適用されます。掛金を拠出することで、課税所得が減少し、住民税が軽減されます。

・先ほどの例で、年間24万円の所得控除がある場合、住民税も2.4万円(24万円×10%)軽減されます。


運用益の非課税

iDeCoで運用する金融商品の運用益は非課税です。

通常、投資による利益には20.315%の税金がかかりますが、iDeCoでは運用益が全額非課税となります。


非課税の効果

・通常の投資では、運用益に対して約20%の税金がかかります。例えば、運用益が年間10万円の場合、約2万円が税金として差し引かれます。

・iDeCoでは、運用益が非課税となるため、同じ運用益が得られた場合でも、10万円全額が再投資に回すことができます。これにより、複利効果が高まり、長期的な資産形成に大きなプラスとなります。


受け取り時の税制優遇

受け取り時には、一時金として一括で受け取る場合と、年金として分割で受け取る場合の両方に税制優遇があります。


一時金として受け取る場合(退職所得控除)

・一時金として受け取る場合、「退職所得控除」が適用されます。退職所得控除は、勤続年数に応じて控除額が設定されており、控除額が大きいため、実質的に税負担が軽減されます。

・例えば、20年間iDeCoを積み立てた場合、退職所得控除の計算式により、50万円×20年=1,000万円が控除されます。この控除額内であれば、受け取った一時金に対して税金がかからない可能性があります。


年金として受け取る場合(公的年金等控除)

・年金として分割で受け取る場合、「公的年金等控除」が適用されます。公的年金等控除は、受給金額に応じて一定額が控除されるため、年金として受け取る場合も税負担が軽減されます。

・例えば、年間60万円の年金を受け取る場合、65歳未満では70万円、65歳以上では120万円までが公的年金等控除の対象となります。これにより、年金として受け取る金額の一部または全部が非課税となる可能性があります。


2.自分で運用先を選択可能

2.自分で運用先を選択可能

iDeCo(個人型確定拠出年金)では、加入者が自分で運用先を選択できることが大きな特徴の一つです。

iDeCoの運用先選択は、加入者自身の判断に委ねられていますが、その選択肢の幅広さがiDeCoの大きな魅力です。

これにより、リスク許容度や投資目標に応じた運用が可能です。


以下に詳しく説明します。


運用商品の種類

iDeCoでは、様々な運用商品が提供されています。

主な運用商品には以下のようなものがあります。


投資信託

・株式型投資信託: 国内外の株式に投資する商品です。リスクは高めですが、長期的に高いリターンを期待できます。

・債券型投資信託: 国内外の債券に投資する商品です。株式型に比べてリスクは低めですが、リターンも比較的安定しています。

・バランス型投資信託: 株式と債券の両方に投資する商品です。リスクとリターンのバランスが取れた運用が可能です。

・リート(不動産投資信託)型: 不動産に投資する商品です。配当収益を狙うことができる反面、物件価値の変動リスクもあります。


定期預金

元本保証があり、安定した利息が得られる商品です。リスクは非常に低いですが、リターンも限定的です。


保険商品

保険会社が提供する積立型の保険商品です。元本保証があり、一定の利率が適用されます。


自分で運用先を選択するメリット

リスク管理

自分のリスク許容度に応じて運用商品を選択することができます。

リスクを取って高いリターンを狙いたい場合は株式型投資信託、リスクを抑えたい場合は定期預金や債券型投資信託を選ぶことができます。


目標に応じた資産配分

老後資金の目標金額や積立期間に応じて、最適な資産配分を行うことができます。

例えば、若い頃はリスクを取りやすく、株式型投資信託を多めに組み入れ、年齢が上がるにつれてリスクを抑えるために債券型や定期預金の割合を増やすといった調整が可能です。


市場状況に応じた調整

経済状況や市場の動向に応じて、運用商品の組み換えができます。

例えば、株式市場が過熱していると感じた場合、リスクを避けるために一部を債券や定期預金に移すことができます。


運用商品の選び方

リスクとリターンの理解

各運用商品のリスクとリターンの特性を理解し、自分の投資目的やリスク許容度に合った商品を選びます。


分散投資

リスクを分散するために、複数の運用商品を組み合わせてポートフォリオを構築することが重要です。

株式、債券、定期預金などをバランスよく組み合わせることで、リスクを抑えつつリターンを追求できます。


定期的な見直し

経済状況や自分のライフステージの変化に応じて、定期的に運用商品の見直しを行うことが重要です。

特に、長期的な運用が前提のiDeCoでは、定期的な見直しが資産形成の鍵となります。


3.老後資金の計画的積立

3.老後資金の計画的積立

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、老後資金を計画的に積み立てるための有効な手段です。

iDeCoを活用した計画的な積立により、効率的に老後資金を準備することができます。

自分のライフステージやリスク許容度に応じた運用を行い、定期的な見直しとモニタリングを忘れずに行うことが、成功の鍵となります。


以下に、老後資金の計画的積立について詳しく説明します。


強制的な積立

iDeCoは、60歳まで原則として引き出すことができない制度です。

これにより、途中でお金を使ってしまうことなく、確実に老後資金を積み立てることができます。

この強制的な積立が、長期的な資産形成において非常に重要な役割を果たします。


積立額の設定

iDeCoの掛金は、月々5,000円から1,000円単位で設定できます。

加入者のライフステージや経済状況に応じて、無理のない範囲で積立額を決定することが可能です。

具体例

・若い頃は生活費や他の支出が多いため、月々5,000円程度の少額から始める。

・子育てが一段落した後や、収入が増えた場合には積立額を増やす。


長期的な積立の効果

長期的に積み立てることで、複利効果を享受することができます。

複利効果とは、運用益がさらに運用されることで、元本と運用益がともに増える現象です。

以下に例を示します。


複利の例

・月々2万円を30年間積み立て、年間3%の利回りで運用した場合

元本: 2万円×12ヶ月×30年 = 720万円
複利による総資産額: 約1,171万円(利回り3%で運用した場合)

このように、長期間にわたる積立と運用により、元本以上の資産形成が可能となります。


計画的な資産配分

iDeCoでは、加入者が自分で運用商品を選択できるため、計画的な資産配分を行うことができます。

年齢やリスク許容度に応じて、リスクを取るべき時期とリスクを抑えるべき時期を見極めることが重要です。

具体例

・20代、30代: リスクを取ってリターンを追求するため、株式型投資信託の割合を高める。

・40代、50代: リスクを徐々に抑え、安定した運用を目指すため、債券型投資信託や定期預金の割合を増やす。


ライフイベントに応じた見直し

人生のさまざまなライフイベント(結婚、出産、子供の教育費、住宅購入など)に応じて、積立額や運用方針を見直すことが大切です。

iDeCoは柔軟に積立額の変更や運用商品の組み換えが可能です。


見直しの例

・子供の教育費がかかる時期には積立額を一時的に減らし、教育費の負担が減った後に再度積立額を増やす。

・経済状況や市場環境の変化に応じて、運用商品の配分を見直す。


定期的なモニタリング

定期的に運用状況を確認し、必要に応じて見直しを行うことが重要です。

これにより、計画通りの資産形成が進んでいるかを把握し、必要な調整を行うことができます。


モニタリングのポイント

・現在の資産額と目標額の差異を確認する。

・運用商品ごとのパフォーマンスを評価し、必要なリバランスを行う。


4.転職・退職しても継続可能

4.転職・退職しても継続可能

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、転職や退職後も継続して利用できる柔軟性が大きな特徴です。

この柔軟性により、キャリアの変化に関係なく、安定した老後資金の積み立てを続けることが可能です。


以下に詳細を説明します。


転職時の対応

iDeCoは、加入者が個人で契約する制度であり、雇用主に依存しないため、転職しても継続して積み立てることができます。

転職先の企業が企業型確定拠出年金(企業型DC)を採用している場合でも、iDeCoを続けることが可能です。


手続き

・転職後もiDeCoの掛金を継続する場合は、転職先の企業にiDeCoの継続利用の意思を伝え、必要な手続きを行います。

・企業型DCに加入する場合、企業型DCとiDeCoの併用が可能です。この場合、掛金の上限に注意が必要です。


退職時の対応

退職後もiDeCoを続けることができ、引き続き掛金を拠出することが可能です。

退職して無職の期間があっても、掛金の支払いを停止することなく、積み立てを続けられます。


手続き

・退職後、無職の期間が続く場合でも、個人で掛金を拠出することができます。この場合、引き続き掛金は全額が所得控除の対象となります。

・新たな就職先が決まった場合は、就職先の企業にiDeCoの継続利用の意思を伝え、必要な手続きを行います。


主婦・主夫の場合

専業主婦(主夫)になった場合も、iDeCoを続けることができます。

専業主婦(主夫)として収入がない場合でも、掛金を拠出することで所得控除の恩恵を受けることができます。


手続き

・専業主婦(主夫)になった場合も、iDeCoの契約を維持し、個人で掛金を拠出することが可能です。


フリーランスや個人事業主の場合

フリーランスや個人事業主に転身した場合でも、iDeCoを続けることができます。

自営業者としての所得に対して掛金を拠出し、所得控除の恩恵を受けることができます。


手続き

自営業者になった場合も、個人で掛金を拠出するための手続きを行います。

自営業者の場合、年間の拠出限度額が変わるため、確認が必要です(最大81.6万円/年)。


掛金の停止・再開

一時的に掛金の支払いを停止し、後で再開することも可能です。

これにより、経済状況やライフステージに応じて柔軟に対応できます。


手続き

・掛金を一時的に停止する場合、iDeCoの運営管理機関に停止の意思を伝える必要があります。再開する場合も同様に手続きを行います。


企業型DCとの併用

企業型DCに加入している場合、iDeCoとの併用が可能です。

ただし、企業型DCに加入している場合のiDeCoの掛金上限は制限されます。


具体例

・企業型DCに加入している場合、iDeCoの掛金上限は月額2万円(年間24万円)です。

・企業型DCに加入しておらず、かつ厚生年金に加入している場合、iDeCoの掛金上限は月額2.3万円(年間27.6万円)です。


積立金の移管

転職や退職に伴い、企業型DCからiDeCoへ、またはiDeCoから企業型DCへの積立金の移管も可能です。

これにより、運用資産を一元管理し、継続的な運用を行うことができます。


手続き

・企業型DCからiDeCoへの移管: 企業型DCの運営管理機関に移管の意思を伝え、必要な手続きを行います。

・iDeCoから企業型DCへの移管: iDeCoの運営管理機関に移管の意思を伝え、必要な手続きを行います。


5.少額からの積立が可能

5.少額からの積立が可能

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、少額からでも無理なく始められ、長期的な資産形成に適した制度です。

計画的な積立と運用を行うことで、安定した老後資金を準備することが可能です。


以下に詳しく説明します。


最低拠出金額

iDeCoの掛金は、月々5,000円から1,000円単位で設定できます。

この最低拠出金額の設定により、少額からでも無理なく積立を開始できることが特徴です。


少額から積立を始めるメリット

経済的負担の軽減

最低5,000円から始められるため、毎月の家計に大きな影響を与えずに積立を続けることができます。

特に若い世代や収入が不安定な方にとって、少額からのスタートは大きなメリットです。


投資のリスク分散

少額から始めることで、投資リスクを分散することができます。

初めて投資を行う場合、大きな金額を一度に投資することはリスクが高いため、少額から徐々に投資額を増やしていく方法はリスク管理の観点からも有効です。


複利効果の享受

少額でも長期間にわたり積立を続けることで、複利効果を享受できます。

運用益が再投資されることで、元本と運用益がともに増え、長期的な資産形成が可能になります。


適切な積立額の設定

収入に応じた設定

収入に応じて無理のない範囲で積立額を設定することが重要です。

収入が増えた場合には積立額を増やし、収入が減った場合には一時的に積立額を減らすことも可能です。


ライフイベントに応じた調整

結婚、出産、子供の教育費などのライフイベントに応じて積立額を調整することができます。

これにより、生活費とのバランスを保ちながら、計画的に老後資金を積み立てることができます。


積立額の増減の柔軟性

iDeCoでは、掛金の増減が比較的自由に行えます。以下に具体的な例を示します。


具体例

・新入社員の場合: 月々5,000円から始め、収入が安定してきたら月々1万円に増額。

・子供が生まれた場合: 育児費用がかかる時期には積立額を一時的に減額し、育児費用が落ち着いたら再度増額。


自動積立の仕組み

iDeCoでは、掛金が自動的に引き落とされる仕組みが整っています。

これにより、積立を忘れることなく、計画的に老後資金を積み立てることができます。


少額積立の心理的安心感

少額からの積立は、投資に対する心理的なハードルを下げる効果があります。

大きな金額を一度に投資することに対する不安を軽減し、投資の第一歩を踏み出しやすくします。


長期的な視点での資産形成

少額から始めても、長期間にわたり積立を続けることで、まとまった老後資金を形成することが可能です。

以下に具体例を示します。


具体例

・月々5,000円を30年間積立、年利3%で運用した場合:

 ・元本: 5,000円×12ヶ月×30年 = 180万円
 ・複利効果を含めた総資産額: 約290万円

このように、少額からの積立でも長期的に続けることで、老後の生活を支えるための資産を効率的に形成することができます。


6.運用の自由度

6.運用の自由度

iDeCo(個人型確定拠出年金)の大きな特徴の一つに、運用の自由度が高い点があります。

加入者が自分自身で運用商品を選択し、ポートフォリオを組み立てることができるため、個々のリスク許容度や投資目標に応じた柔軟な運用が可能です。


以下に、iDeCoの運用の自由度について詳しく説明します。


幅広い運用商品の選択肢

iDeCoでは、多様な運用商品が提供されており、これらの中から自分に適した商品を選ぶことができます。


運用商品の組み合わせ

iDeCoでは、複数の運用商品を組み合わせてポートフォリオを構築することができます。

これにより、リスク分散を図りながら、自分の投資目標に応じた資産配分を行うことが可能です。


具体例

・若い世代: リスクを取ってリターンを追求するために、株式型投資信託の割合を高くする。

・中年世代: リスクを抑えつつ安定した運用を目指すために、債券型投資信託や定期預金の割合を増やす。


運用商品の変更

iDeCoでは、運用商品の変更(スイッチング)が自由に行えます。

これにより、市場環境や個人のライフステージの変化に応じて、柔軟にポートフォリオを調整することが可能です。


スイッチングのメリット

・市場の変動に対応: 経済状況や市場の動向に応じて、リスクの高い商品からリスクの低い商品に移行するなどの調整が可能です。

・ライフステージの変化に対応: 結婚、出産、退職などのライフイベントに応じて、運用方針を変更することができます。


定期的な見直し

定期的に運用状況を確認し、必要に応じてポートフォリオを見直すことが重要です。

これにより、計画通りの資産形成が進んでいるかを確認し、必要な調整を行うことができます。


見直しのポイント

・リターンの確認: 運用商品のパフォーマンスを評価し、期待通りのリターンが得られているかを確認します。

・リスクの管理: リスクの偏りがないかを確認し、必要に応じてリスクを分散するための調整を行います。


自動運用プラン

一部の金融機関では、自動運用プラン(ターゲットイヤーファンドやライフサイクルファンド)を提供しています。

これらのプランでは、加入者の年齢や目標退職年に基づいて、自動的にポートフォリオを調整してくれます。


ターゲットイヤーファンドの特徴

・年齢に応じた調整: 若い頃はリスクを取り、年齢が上がるにつれてリスクを抑える運用を行います。

・簡単な運用: 自分で細かく運用商品の選択や調整を行う必要がなく、プロの運用に任せることができます。


長期的な視点での運用

iDeCoは老後資金の積立を目的とした制度であり、長期的な視点での運用が推奨されます。

短期的な市場の変動に左右されず、長期的な成長を見込んだ運用を行うことが重要です。


長期運用のメリット

・複利効果の享受: 長期的な運用により、複利効果を最大限に活用できます。

・リスクの軽減: 長期的には市場の変動が平準化され、リスクが軽減される傾向があります。


まとめ

まとめ

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、老後資金を計画的に積み立てるための制度で、多くのメリットがあります。

まず、iDeCoでは税制上の優遇が受けられるため、積み立てた掛金が所得控除され、毎年の税金が軽減されることが大きな特徴です。

また、運用益も非課税で増やせるため、長期間にわたって資産が効率的に増える可能性があります。


さらに、iDeCoの魅力の一つは、自分自身で運用先を選べる自由度の高さです。

株式や債券、リート(不動産投資信託)など、さまざまな運用商品から自分に合ったものを選ぶことができ、リスクとリターンのバランスを自分で管理できます。

運用商品の変更も自由に行えるため、市場の変動やライフステージの変化に応じた柔軟な対応が可能です。


また、iDeCoは少額から積み立てを始めることができるため、初めての投資でも無理なくスタートできます。

月々5,000円から1,000円単位で設定できるため、家計に大きな負担をかけることなく、長期間にわたり資産形成を進めることができます。

積立額は後から増減させることもできるため、収入の変化やライフイベントに応じた調整も容易です。


加えて、iDeCoは転職や退職後も継続可能で、キャリアの変化に関係なく積み立てを続けられる点も大きなメリットです。

転職先が企業型確定拠出年金(企業型DC)を採用していても、iDeCoを続けることができ、退職後の無職期間中も積立を続けられます。


これらの特徴により、iDeCoは長期的な老後資金の準備に非常に有効な制度であり、計画的かつ柔軟に資産を形成する手助けをしてくれます。


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