社会保障

求職者支援訓練を利用する3つのメリット

求職者支援制度を利用する3つのメリット

雇用保険に入っていないと、失業した時に公的な援助を受けられないと思いがちですが、実はそうではありません。

雇用保険に入っていない人向けに「求職者支援制度」が用意されており、これを利用することで再就職を有利にすることができます。


この記事では、求職者支援訓練を利用する3つのメリットを解説していきます。


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求職者支援訓練の3つのメリット

求職者支援制度の3つのメリット

求職者支援訓練には下記の3つのメリットがあります。

  1. 職業訓練を無料で受講できる
  2. ハローワークが就職支援をしてくれる
  3. 月10万円の受講給付金及び通所手当がもらえる


それぞれわかりやすく解説していきます。


1.職業訓練を無料で受講できる

メリットの1つ目は、職業訓練を無料で受講できるメリットです。


これといってアピールできるキャリアがない人が、就職に役立つ知識や技能を身につけるために、民間の専門学校に通おうと思うと、多額の学費を負担するすることになります。

そこで、この制度では、就職に役立つ知識や技能を身につけられる民間専門学校の講座を、国が一定の基準のもとに認定し、雇用保険を受給できない人に、学費無料でそれらを受講できるようにしているわけです。


ただし、テキスト代など、一部自己負担があります。


2.ハローワークが就職支援をしてくれる

メリットの2つ目は、ハローワークがスクールと連携して就職支援をしてくれることです。

具体的には、一人ひとりの状況に合った就職支援計画をハローワークの担当者が作成してくれ、定期的にハローワークの担当者と面談しながら、その計画に沿って就職活動を進めていけるようになっているのです。


3・月10万円の受講給付金及び通所手当がもらえる

メリットの3つ目が、訓練期間中の生活費を支給してくれることです。

いくら学費がかからないと言っても、その間、まったくの無収入では訓練に通えないかもしれません。

そこで、この制度では、訓練開始日から修了迄の期間について、月10万円の受講給付金及び通所手当(訓練施設に通うために必要な交通費)を支給してくれるようになっています。


ただし、支給訓練を受講さえすれば無条件で支給されるわけではありません。

支援訓練を受けられることと、給付金を受給できることは別に審査されます。


したがって、定められた収入や資産の要件を満たしていなければ、たとえ訓練は受けられたとしても、給付金を一切受給できないのです。


まとめ

まとめ

雇用保険に入っていない失業者をサポートする制度に、「求職者支援制度」があります。

求職者支援制度には下記の3つのメリットがあります。

求職者支援制度の3つのメリット

  1. 「求職者支援訓練」または「公共職業訓練」を原則無料で受講できる
  2. 訓練期間中および訓練修了後もハローワークが積極的な就職支援をしてくれる
  3. 収入、資産などの一定要件を満たせば、訓練期間中「職業訓練受講給付金(10万円)」を支給してくれる


国の制度をうまく活用して、再就職につなげましょう!



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