この記事では、「気楽に訓練生活を送る為のコースの選び方」について解説していきます。
訓練生活を送る環境は千差万別です。
魅力のないスクールを選んで、楽な訓練生活を送るのもどうかと思いますが、
かといって、厳しすぎる環境を選択して訓練生活が送れなくなるのも問題です。
この記事を読めば、どのような基準でスクールを選べばよいのかのヒントを得ることができます。
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スクールのある場所で選ぶ
自分の志望とピッタリのコースを開設している訓練スクールが見つかったとしても、その場所が自分の通える範囲内にないと論外です。
民間専門学校で実施される短期の委託訓練なら、比較的交通の便のいい場所にあるので心配はいりませんが、技術専門校やポリテクセンターなど、専門の訓練施設は、なぜか交通の便のよくない場所に立地しているケースが多いので注意が必要です。
ただし、交通の便の悪い場所にある訓練スクール7では、マイカー通学を許可していることろもありますので、その点は事前に確認しておきましょう。
とはいえ、多少交通の便がよくないくらいで選択肢から外してしまったら、通えるところが少なくなってしまいます。
身につけたい技術や手に入れたい資格が取得できるコースであれば、「たとえ片道2時間かかっても通う」というくらいの意気込みが欲しいところです。
寮・寄宿舎の有無で選ぶ
今住んでいるところから通える範囲内に、志望分野のコースがひとつも見つからなかったときには、「Iターン訓練」も視野に入れて、広い範囲から探すのも一つの手です。
その場合に重要なチェックポイントとなるのが、寮・寄宿舎の有無です。
都市部に立地する訓練スクールには、寮・寄宿舎はまずありませんが、交通の便がよくない地方の訓練スクールのなかには、敷地内に寮・寄宿舎を設置しているところもあります。
費用はどこも、食費を含めて月3万円前後と激安ですので、寮・寄宿舎に入れば、アパートを借りて一人暮らしをするよりも、生活費は格段に安くて済みます。
ただし、希望者が全員入寮できるとは限りませんので、空きがあるかどうかなど、事前の確認が必要です。
設備・環境で選ぶ
職業訓練が一般の学校と異なるのは、講義形式の授業よりも、実技や実習を重視したカリキュラムが組まれている点にあります。
その職業に就くにあたって必要な技能を日々実地でトレーニングするわけですから、設備がそれなりに整っているかどうかもスクール選びの重要なチェックポイントになります。
工業系のコースでは、どの訓練スクールでも、1台数千万円もする産業機械を備えていますが、それがすでに時代遅れのものだったりすると、せっかくの訓練の成果を就職後に生かせないかもしれません。
コンピューターの場合は、ハードは整っていても、実習で使っているソフトがなぜか業界標準のものでなかったり、かなり古いバージョンのものであったりすることもあります。
そういった点はなかなか素人には分かりにくいものですが、自分で事前にできるだけ調べておき、見学したときに指導員に聞くなどして、チェックしておきましょう。
また、環境面で言えば、校舎も重要になります。
やはり、築古の校舎よりも、最近新設計されたり、建て替えられた校舎のほうが、機能的で便利がいいのはもちろん、気持ちよく訓練スクール生活を送れるはずです。
まとめ
憧れの職業に就くために、厳しい条件のコースを選んで苦労して訓練生活を送るのも悪くないと思います。
しかし、職業訓練の期間はスクールによっては1年を超えることもあります。
ある程度気楽に通えないと、途中で挫折することになって、それまでの苦労が水の泡になってしまうかもしれません。
事前に訓練スクールに通った生活を入念にイメージして、本当に訓練生活を完遂することができるのかしっかりと考えましょう。
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