この記事では、「職業訓練のコースの探し方」について解説していきます。
職業訓練を希望している場合、誰しもが自分が身につけたい技術や知識を得られるコースを選びたいはずです。
そのためにも、職業訓練のコースの選び方を知らなければいけません。
この記事を読めば、「コースの探し方」「コースの選択肢を増やす方法」を知ることができます。
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職業訓練の実体
ひと口に公共職業訓練といっても、最近ではいろいろな組織・団体・学校で行われています。
専門の訓練施設以外では、民間の専門学校はもちろん、地域の職業訓練センター、大学、さらにはNPO法人で行われることもあり、実施場所でみると、実に多岐にわたっています。
しかし、「予算をもってこの制度を運営している組織はどこか」という観点からみると、都道府県の商工労働部と、国の機関である独立行政法人雇用・能力開発機構の2つの組織だけです。
この2つの組織は、みずから管理・運営している施設(県立技術専門校やポリテクセンターなど)で訓練を行っているだけでなく、いわば外注のような形で、民間の専門学校や大学、NPO法人などに、さまざまな訓練を委託しているわけです。
したがって、大体になるこの2つの組織をマークすれば、その地域におけるすべての訓練コース情報を集められるはずなのですが、必ずしも理屈どおりにいかないのが、役所の難しいところです。
では、どうしたらいいのか?
効率よく目的のコースにアクセスするためのコツをこれから紹介していきます。
コースの探し方
情報収集の基本は、地元のハローワークへ行って、公共職業訓練に関するパンフレットを一通りもらってくることです。
原則として、あらゆる機関で行われている公共職業訓練に関する情報は、その地域内にあるハロワにすべて集まるシステムになっていますので、闇雲にあちこち当たるよりも、ずっと効率よく訓練についての募集情報を集めることができます。
コースの一覧を掲載したパンフレットは、ハローワークの情報コーナーに置かれていますが、そこにあるアイテムだけでは漏れがあるかもしれませんので、必ず職業訓練の相談窓口で確認したうえでもらいましょう。
ただし、それですべてだとは思わないようにしましょう。
なぜかと言うと、ハローワークは都道府県の管轄部署とは緊密に連携していますが、もう一方の国の機関である「独立行政法人雇用・能力開発機構」とは、情報が必ずしもスムーズに流れていないのです。
つまり、機構運営のコースについての情報は、ハローワークでもらってきたパンフレットには掲載されていないかもしれないのです。
もし掲載されていなければ、アクセス情報源をたよりに地元の機構支部へ直接電話して、現在募集中の訓練コース情報を問い合わせるのが近道です。
なお東京都の場合、出張所をのぞくすべてのハローワークにおいて、都内で実施されている訓練コースを一括検査できるパソコンが設置されていますので、それを活用すると便利です(ただし、登録されているのはその時点で応募可能なコースのみ)。
コースの選択肢を増やす方法
次に、「どこのハローワークに行くか」も重要です。
たとえば、失業者が千葉県在住だった場合、千葉県内で実施されている訓練コースは、地元のハローワークでもらってくるパンフレットに概ね掲載されていますが、通学可能な東京都内で行われている訓練コースについては、千葉県内のハローワークに置いてあるパンフレットでは把握することができません。
これは、神奈川県・埼玉県にしても同じことです。
通える範囲内のすべてのコースを把握するには、周辺地域のハローワークにも行かないといけないわけです。
関西地方でいえば、兵庫、京都、奈良、和歌山など、大阪府内に通学可能な地域に在住の人は、地元のハローワークだけでなく、大阪府内のハローワークにも行かないと、選択肢が限られてしまうのです。
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