日本では、40歳以上の人は全員介護保険に加入することになり、要支援認定を受けた場合には介護サービスを受けることができます。
その割に、介護保険の制度について詳しく知っている人は少ないのでないでしょうか?
この記事では、介護保険について学べるおすすめの本を紹介していきます。
介護保険について解説している本は少ないので、厳選して4冊紹介します。
どの本も2021年4月の介護保険改正に対応しています!
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身近な人の介護で「損したくない! 」と思ったら読む本 -介護のプロが教える介護保険120%活用マニュアル
要介護(要支援)の認定者数は、2016年4月時点で633万人です。この17年間で約2.9倍に増加しています。
しかし、これまでの介護本の著者は、現役のプロ介護職や介護事業所経営者が書いた本はほとんどありませんでした。
そのため、介護保険制度の上手な活用法が周知されず、現役世代の介護離職者も激増しています。
本書は、「介護認定審査会委員」を歴任した介護施設経営者が、お金の劇的節約ノウハウを伝える、画期的な介護本です。
レビュー・口コミ
同居している父親の年齢が70を超え、そろそろ真剣に介護のことを考えなければと思い、本書を手にしました。
本書があれば、介護を必要になった場合の全ての状況に対応できます。
・介護が必要になった場合の申請方法
・介護のかかる自己負担と公的資金援助
・介護保険の活用方法
・介護施設の選び方
・介護疲れの対応策
・介護サービスの種類
・関係機関連絡先一覧表
必要なことをその場で調べられる「手引書」と言っても過言ではありません。
母親の介護の真っ最中です。
友達と話をしているなかで本書を進められて購入しました。
知らなかった費用の抑え方などが書かれており、とても参考になりました。
お金のことは人に聞きづらいので、この本はとても役立ちました。
【残り4件の口コミを見る クリック】
友人が親の介護で金銭的に苦労しているようなので、プレゼントしようと思い購入しました。
自分の両親も高齢な為、渡す前にどんなものかと本書を見てみましたが、とても分かりやすく介護保険の知識がゼロの私でも理解することができました。
介護が必要になったときにこの本があれば、介護の苦労も少なくなるだろうと思います。
親もいい歳なので、何かあった時に慌てないように購入しました。
2021年に救急搬送された高齢者(満65歳以上)は、339万9,800人でした。
高齢者であれば、要介護状態になる可能性はそれなりの確率であります。
本書によると、国や行政の制度を上手に使うと、負担する介護費用に100万円もの差が生じるようです。
介護費用や老人ホーム選び、医療制度など介護に関わる情報が網羅されており、何かの時にかなり重宝しそうな教科書的な本といえるかもしれません。
高齢の家族がいるのなら、何かある前に一読しておいた方がいいでしょう。
両親が高齢なので、介護に関する知識を入れといた方が良いだろうと思い購入しました。
内容も図やイラストを用いて非常にわかりやすく書かれているので、介護保険制度の知識が無くても理解することができます。
介護に関する公的扶助についても仕組みから手続きの方法まで網羅されており、とてもありがたいです。
特にお金に関して著者の方がプロなだけに、とても実践的で参考になります。
両親共に今はまだ元気に生活していますが、少しずつ膝が痛そうなそぶりを見せるようになりました。
介護の問題について考えることを避けていましたが、これ以上目をそむけるわけにはいかないと思い本書を買いました。
本書には、介護を受けるにはどうすればいいのか?入院する時はどうすればいいのか?など、実際に介護が必要になったときに必要な情報が網羅されています。
この本があれば、急に何かがあっても大丈夫!という安心感があります。
¥1,617
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プロとして知っておきたい! 介護保険のしくみと使い方
本書は、ケアマネジャーをはじめとする相談援助職向けに、介護保険制度の概要、利用の手引き、各サービスの内容・報酬単価、ケアプラン作成時のポイントなどを、オールカラーでイラスト・図版を交えてわかりやすく解説しました。
2021年4月の介護保険改正に完全対応した改訂版です!
【本書の5大特徴】
12021年4月の介護保険改正、介護報酬改定に完全対応!
2介護保険の全サービスの内容・報酬単価等が1冊にまとまっている
3利用者・家族に説明する際に、そのまま開いて使える「専用ページ」をサービスごとに掲載
※「専用ページ」は、利用者や家族が理解しやすいように、より平易な表現で編集し、報酬単価については「利用料」として実際に利用者が負担する金額を表示しています。
4さらに見やすく紙面デザインをブラッシュアップ!
5サービスごとに、ケアプラン作成や相談業務時に活かせるワンポイントアドバイス(関連情報)を掲載
レビュー・口コミ
ケアマネージャーや相談援助職が業務を行う上で、最も重要となるのが介護保険制度の理解です。
しかしながら、こうした専門職の養成課程において理解を深める時間は十分に割かれていません。
そのため、実際の現場で、「制度が複雑で改正も頻繫なため、理解するのが難しい」「利用者・家族に対してサービスの内容をうまく説明できない」といった悩みを抱える方が多いです。
本書では、こうした相談援助職の悩みに応えるべく、介護保険制度について、各サービスの内容・利用の手続き、報酬単位、ケアプランの作成時のポイントなどを、オールカラーで豊富なイラスト・図表を交えて、分かりやすく解説してあります。
また、利用者・家族に説明する際の専用ページもサービスごとに記載されています。
介護保険制度の知識が無い利用者や家族への説明の際に役立っています。
介護に携わるのが初めての方にもわかりやすい内容です。
プラン作成時などに同僚から貸してと言われるほど信頼感のある本です。
介護にかかわる人間のバイブルだと思います。
¥2,200
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世界一わかりやすい介護保険のきほんとしくみ2021-2024年版
介護保険制度の基本と、2021年度の制度改正、報酬改正のポイントが1冊でわかる、介護保険の入門書です。
<本書をお勧めする理由>
・わかりやすい解説&図解と、詳細な制度改正・報酬改定の情報により、初心者からもベテランからも支持されている1冊 ⇒ 一番売れている「介護保険の本」
・介護保険制度改正の流れから、今回の改正のポイント、それに伴う介護報酬の変更が一連の流れで理解できる ⇒ 制度改正と報酬改定のつながりが見える
・これまで代表例のみだった「介護報酬」を、適用可能な加算、算定条件とともに、巻末付録にすべて掲載 ⇒ 介護報酬の算定構造をわかりやすく読み解く
【読者対象】
・介護事業者で働く人、地方自治体の介護保険制度の担当、住宅改修や福祉用具貸与・販売に関わる人など
レビュー・口コミ
本書を読み、基本的な介護保険制度の仕組みが理解できました。
イラストや図を沢山使っているので理解しやすかったです。
¥1,540
(2022/11/30 17:16:22時点 Amazon調べ-詳細)
地域共生社会の実現のための 介護保険制度 改正点の解説
『地域共生社会の実現を図るための介護保険法等改正法を詳細に解説』
『第8期計画期間で何が変わるのか、改正のポイントを収載』
◆市町村の包括的な支援体制の構築支援や介護保険制度の見直しなどの背景を通じ、介護保険法等を見直す改正法(令和2年改正法)が、令和2年6月12日に公布されました。
◆本書は、改正法成立後の介護保険制度の改正点を、全体像がわかるように、図表を活用してビジュアルにまとめます。
◆これからの介護保険制度に関連する、重層的支援体制整備事業や社会福祉連携推進法人の創設等を盛り込んだ社会福祉法の改正など、地域共生社会の実現を推進する全体像を紹介します。
レビュー・口コミ
令和2年6月12日に公布され令和3年4月実施の介護保険制度改正について書かれた本です。
本の前半に改正法の全体解説、後半に法律や政省令・方針等の説明が書かれています。
フルカラーではないので、見やすいとは言えません。
図やイラストも使われていますが、基本文字がびっしりとページを埋め尽くしています。
介護保険制度に関わる方は必須の教本で、手放せない一冊と言えるでしょう。
令和3年1月発行の最新版です。
改正点はもちろんですが、既存の制度についても細かく解説してくれています。
改正部分は縦帯、改正前と改正後を並べて表示してあるので見やすくて助かります。
新型コロナ関連も収録されています。
職場に一冊置いておけば業務で困ることはないでしょう。
¥1,420
(2024/12/09 08:12:23時点 Amazon調べ-詳細)
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世界にも類をみない我が国の「介護保険制度」が2000年4月に発足してから20年以上経過しました。その間に介護ニーズの変化に合わせて介護保険制度も改正を重ねてきました。超長寿社会として歩んでいる我が国の介護制度をより実情に合ったものにするための制度改正です。
4ページの高齢化のグラフの伸びは、我が国の近未来の姿を恐ろしいほど写し出していました。制度の維持には保険料の改訂は必須です。サポートされる人々の増加が物語っていました(7p)。
本書で書かれているよう制度の改正点の解説は多くの関係者にとって必要なツールとなっているわけです。
当方も要介護度の高い両親を10年以上サポートしてきました。地域の多くの介護サポートを利用して助けられてきました。またいずれ当方の身にも及ぶ介護制度をしっかりと学ぶことは自分の行く末にも掛かってくるのです。
本書の2ページ見開きには「令和3年4月実施 介護保険制度 改正のポイント」がイラスト入りで載っていました。
①介護予防・健康づくりの推進 ②保険者機能の強化 ③地域包括ケアシステムの推進 ④認知症施策の総合的推進 ⑤持続可能な制度の構築・介護現場の革新の5つのポイントについて詳しく解説されています。まずこれを読むことで大枠が理解できるのです。
約半分のページは改正法の解説でした。2色刷りでグラフも含めて読者に見やすく配慮されています。見やすさや分かりやすさは読み手の負担を減らしてくれます。
後半は「法令・資料編」が載っており、法律や施行規則の改正前と改正後の条文の変化をアンダーラインで示していました。削除された文も分かるようになっています。時代と共に法令の条文も変化します。
関係者にとって理解しやすいツールは必須ですし、介護される側やその家族にとっても正しい理解をしておく必要性を感じました。
冒頭16ページでは、介護保険制度改正のポイントについて、カラーのイラストやグラフなどを用いて分かりやすく解説されていて、介護に直接関わらない人にとっても日本の現状を知る上で大切な内容となっている。
介護保険制度改正のポイントは「介護予防・健康づくりの推進」「保険者機能の強化」「地域包括ケアシステムの推進」「認知症施策の総合的推進」「持続可能な制度の構築・介護現場の革新」の5つで、法改正もこのポイントに沿ってなされている。
本書の前半は法律の解説になっていて、一見小さな条文改正箇所にも数ページの解説が付されている。この部分は、個々の課題について当該箇所を確認する使い方の他に、通読するだけで介護全般についてかなり広い見識を養うことができるようになっている。
本書の後半は「法令・資料編」で、関連文書が200ページ以上に渡って納められている。
介護に関わる事業所や関係者にとっては非常に有益な一冊。
3年に一度の介護保険制度改定が、令和3年4月1日から施行されました。
今回は前回に引き続きプラス改定となりましたが、上げ幅はごくわずかなので、利用者様の負担増も少額で済みます。
コロナ禍でも運営続けてね、というのが国の方針であり、自治体からの要請でもあるわけでプラス改定は必然かな、と考えています。
それはさておき、本書に掲載されている情報は厚労省、WAMネット、または自治体の介護サービスの各サイトに閲覧することができます。
情報をタダで読むことができる状況ですので、本としての存在意義は、いかに情報を読みやすく取りまとめるか、にかかっています。
その意味で本書はたいへん読みやすいです。
誌面は見出し関係の刷り色にシアン(水色)、本文その他はスミ(黒)の2色刷り構成でメリハリをあり、項目ごとの読みやすさが向上しています。
また、記事構成についても巻頭カラーページ(p2~p16)に目を通すだけで、現在の課題や、だから改定するんだよ、という一連の流れがわかります。たいへん良い構成です。
本書の残り半分は法令・資料編と題し、厚労省の資料の転載なのですが、これって必要ですか?
介護・医療問わず、この手の制度解説本に共通しているのが、必ず法令を収録ってところですが、ただ本が重くなるではないか、と思っています。
出版社もそろそろ発想を切り替えて、QRコード付きで法令へのリンク集を掲載する程度で済ますのも手ではないかと思ったりします。
ここからは本書とはまったく関係のないネタ(愚痴)。
もう何年も何年も議論されている「地域包括ケアシステムの構築」ですが、民間ベースで進めていたらいつまで経っても完了しないのでは?
仕組み~システムまで国の主導で一気に進めちゃえばいいと思うんですけど、それをしない理由がまったくわからないです。
もう1つ、鳴り物入りで始めた科学的介護データベース「CHASE」と「VISIT」が、今回の改定によって「LIFE」として1つにまとめます、とか言い出しました。
なにもかも「行き当たりばったり」でやっている感が強くて、ガッカリさせられます。
投入した税金を無駄にしないよう、省庁・官僚のみなさまには真剣に取り組んでいただきたいものです。
最新の、介護保険制度の改正点について解説したものです。巻末に法令の新旧比較表が載っていて、何が変わったのかが一目で分かります。
解説部分も充実しています。冒頭のカラーページでは豊富なグラフやイラストによって、背景と、改正の大まかなポイントをつかむことができます。
全体像とともに、5つのポイントに分けて分かりやすく解説をしています。解説編では、それぞれの分野ごとにイメージ図や表、グラフを用いて、小さな点に至るまで理解できるように詳しく書かれています。
介護保険に仕事としてたずさわる人だけでなく、利用する人にもお勧めしたい解説本です。
介護保険制度に限らず年金受給者未成年者・生活困窮者・高齢者かつ年金受給者なども今後はとりわけ地域共生社会のもと、地域で見ていく、地域で対処していく、地域と一緒に関わって生活していく。これが求められる時代になりつつあります。
そうした中で本著は介護保険制度について改正点を非常に詳細に記載&網羅している書物です。
令和3年4月版の介護保険制度改正点の解説になります。今回の改正に関してその背景、課題そして方向性をまず初めに解説してあるので、改正の意図を把握しやすいです。
何の意味もなく改正は行われませんので、道筋を理解できることは重要です。また前半に各改正点の解説があり、後半には改正前後の比較という構成になっていて改正点をしっかりと理解できます。無駄のない本です。