社会保障

【高額医療費貸付制度とは】高額医療費貸付の詳細をわかりやすく解説

高額医療費貸付制度とは?高額医療費貸付の詳細をわかりやすく解説

この記事では、高額療養費制度にまつわる「高額医療費貸付制度」について解説していきます。


生きていれば、不意の事故や病気によって高額な医療費が掛かることもあります。


そんな時に便利なのが高額療養費制度ですが、支給までに3か月程度かかります。そのため、その間の生活資金が無くなるリスクがあります。


高額医療費貸付制度を活用すれば、高額な医療費による生活破綻を回避できる可能性があります。


この記事を読めば、加入している医療保険ごとによる「貸付額」や「手続きの仕方」、「返済方法」を知ることができます。



高額療養費貸付制度とは

高額療養費貸付制度とは

高額医療費貸付制度とは、保険医療費の自己負担分が高額になって高額療養費を受ける人が、当座の医療費支払いのための費用を借りたいときに活用できる制度です。


1か月の保険診療にかかる自己負担分が高額になったときには高額療養費が支給されますが、現物給付にならない場合は、申請してから審査などの手続きを経るため、実際に受け取るのは申請してから3か月程度後になってしまいます。


そこで、当座の医療費支払いに充てるための費用を無利子で融資し、家計の負担を軽減できる仕組みです。

貸付額

高額療養費貸付制度は、加入している医療保険によって貸付額が異なります。


貸付額の違いは下記のとおりです。

種類 貸付額
健康保険
(一般被保険者)
高額療養費支給見込み額の8割程度
(健保組合いよっては異なる)
健康保険
(日雇特例被保険者)
高額療養費支給見込み額の8割程度
国民健康保険 高額療養費支給見込み額の9割程度
船員保険 高額療養費支給見込み額の8割程度
共済組合等 高額療養費支給見込み額の8割程度
(共済組合等によっては異なる)


返済方法

返済方法に関しては、加入している保険に左右されず、「高額療養費が支給されたときに清算」されます。


この時、残高が残る場合は返金されます。

一方、不足の場合は指示に従って納付する必要があります。

申込み手続き

保険の種類 職業
健康保険(一般被保険者) 主に中小企業の会社員とその家族
主に大企業の会社員とその家族
健康保険(日雇特例被保険者) 日雇い労働者
国民健康保険 自営業や農業、職場の健康保険などに加入していないパートやバイトなど
船員保険 船員
共済組合等 国家公務員
地方公務員等
私学教職員

高額療養費貸付制度の申し込み手続きは加入している保険の種類によって異なります。

健康保険(一般被保険者)

高額医療費貸付金貸付申込書に、医療機関が発行する保険点数のわかる請求書、もしくは領収書の写しなどを保険者が定める書類を添付します。


必要書類を、全国健康保険協会都道府県支部または加入する健保組合へ送付。


問い合わせ先は、全国健康保険協会都道府県支部または加入する健保組合です。

健康保険(日雇特例被保険者)

高額医療費貸付金貸付申込書に高額医療費貸付金借用書、医療機関が発行する保険点数のわかる請求書、高額療養費支給申請書等を添付します。


必要書類を、全国健康保険協会都道府県支部へ送付します。


問い合わせ先は、全国健康保険協会都道府県支部です。

国民健康保険

市区町村や国保組合により、手続きは一定していません。


居住の市区町村役場、加入する国保組合に確認してください。


問い合わせ先は、居住の市区町村役場、加入する国保組合です。

船員保険

高額医療費貸付金貸付申込書に高額医療費貸付金借用書、医療機関が発行する保険点数のわかる請求書、高額療養費支給申請書等を添付します。


必要書類を、全国健康保険協会都道府県支部へ送付します。


問い合わせ先は、全国健康保険協会船員保険部です。

共済組合等

高額医療費貸付金貸付申込書に高額医療費貸付金借用書、医療機関が発行する保険点数のわかる請求書、高額療養費支給申請書等を添付します。


必要書類を、全国健康保険協会都道府県支部へ送付します。


問い合わせ先は、全国健康保険協会都道府県支部です。



【まとめ】医療費に関する社会保障の種類をわかりやすく解説

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