公共職業訓練や支援訓練を受けた者には、ジョブカードが交付されます。
このジョブカードの影響によって、あなたの就職率が高くなったり、低くなったりします。
就職活動を有利に進めたいのであれば、ジョブカードの持つ効果を有効に活用しなくてはいけません。
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ジョブカードとは
支援訓練を受けて全課程を修了した人には、全員にジョブカードという書類が交付されます。
ジョブカードとは、履歴書と職務経歴書を一緒にしたようなキャリアシートのことです。
通常の履歴書・職務経歴書と根本的に異なるのは、これまでに習得したスキルや技能を専門のキャリアコンサルタントによって客観的に評価した内容が記載されている点です。
要するに、ジョブカードをみれば、この人は、これまでにこんな仕事をしたり、訓練を受けて、こんなスキルを身につけているんだといったキャリアが一目で分かるようになっているのです。
キャリアが明確になっていれば、求人企業に、採用の採択をしてもらいやすくなるのがメリットです。
訓練開始前に、ジョブカードのひな型をあらかじめ作成しておくことを求められるのは若年者向けの公共職業訓練のみです。
支援訓練の場合は、訓練スタート時にはこの作成は求められてはいないものの、訓練期間中に月一回、訓練を受けた技術および、それに関連する知識の習得評価をスクールサイドの専任キャリアコンサルタントが行って、それを記載してくれるようになっています。
ジョブカードは通知表のようなもの
「訓練を受けた内容を書いてくれるのはありがたい」と思われるかもしれませんが、ジョブカードに、訓練項目ごとに、ABCDと評価されてしまうのです。
つまり、この記載内容が、通知表みたいな役割を果たすわけで、評価が低いと、せっかく何ヶ月も訓練を受けたのに、そのキャリアをアピールしにくくなります。
本人による取り組み姿勢を記載する欄もあり、それについて専任キャリアコンサルタントが適切に評価してくれると、「この人はこのようなことに頑張ってきたのか」と、よい印象を与えることができます。
もっとも、今のところ支援訓練のスクールに設置されている専任のキャリアコンサルタントの記載内容は「一生懸命に頑張っています」など、曖昧なものが多く、評価も標準的なBが殆どというケースが多いです。
せっかく何ヶ月もスクールに通うのですから、キャリアコンサルタントからそのつど高い評価が得られるよう、頑張りましょう。
まとめ
支援訓練を修了した人には、ジョブカードという書類が交付されます。
ジョブカードには、これまでに習得したスキルや技能を専門のキャリアコンサルタントによって客観的に評価した内容が記載されます。
就職活動をする際には、求人企業にこのジョブカードを見てもらうことになります。
訓練項目ごとに、ABCDと評価されますので、いい評価をもらうことができれば、採用される可能性を高めることができます。
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