国民年金の保険料は、最低でも20歳から60歳になるまでの40年間(480ヵ月)にわたって納付することになっています。
毎月せっせと16,610円を支払っている訳ですが、その内容をしっかりと把握している人は少ないのではないでしょうか?
この記事では、国民年金について学べるおすすめの本を紹介していきます。
国民年金について解説している本は少ないため、厳選して1冊紹介します。
「国民年金」150%トコトン活用術
40年フルに納付しても月6・5万円しかもらえない国民年金は、それ単体では、リタイア後の生活を賄えません。
しかしその上には厚生年金と企業年金があり、さらには税制優遇のメリットを受けられる国民年金基金や個人向けの年金積立などもあります。
リタイア後の生活設計は、それらの制度を総動員して組み立てていく時代になってきたといえるでしょう。
そうした年金制度のなかで、すべての中心に位置し、基幹になるのが国民年金です。
そこで本書では、国民年金を中心に据えて、利用できるその周辺制度についても詳しく解説していきます。
また、年金受給とか将来のことなんて考える余裕がないという人にとっても、いまどのような働き方をすれば、結果的に社会保険料の負担が軽減できるのかについても詳しく解説していきます。
これまで「年金については不安だらけなので、わざと考えないようにしていた」人も、今日からは、安心して迎えられるリタイア後の生活の準備ができるようになるはずです。(「プロローグ」より)
この本を読んでわかること
この本を読むと、主に下記の7つのことについて分かります。
- すぐわかる国民年金改正のポイント
- あなたが将来もらえる国民年金はいくら
- 若者も得られる国民年金の安心保障とは
- 困ったときの国民年金未納マニュアル
- トクする年金の裏ワザ 若者編
- トクする年金のもらい方 基本編
- トクする年金のもらい方 雇用保険編
上記のそれぞれの分野について、下記の様に詳細を解説しています。(もくじ)
【1章】すぐわかる国民年金改正のポイント
・次々に施行された年金改正法
・年金受給資格期間を25年から10年に
・短時間労働者に対して厚生年金の適用を拡大
・産休中の厚生年金保険料を免除
・遺族基礎年金を父子家庭へも支給
・短時間労働者への厚生年金適用を促進
・年金額の物価・賃金スライドを調整
【2章】あなたが将来もらえる国民年金はいくら
・金履歴が消えている?
・「ねんきん定期便」はココに注目する
・あなたに、年金の受給資格はあるか?
・あなたは、年金をいくらくらいもらえるか
・50歳以上になると、なにが変わる?
・35歳以降、節目の年齢に送られてくる封書版・ねんきん定期便
・「ねんきん定期便」に記載されていない加給年金とは?
【3章】若者も得られる国民年金の安心保障とは
・本当に年金制度は崩壊するのか
・年金が生命保険の代わりになる?
・おトクな遺族年金をもらえない人たち
・40歳以降の妻には遺族厚生年金に割り増し給付
・国民年金1円ももらわすに亡くなったら4分の3もらえる寡婦年金
・国民年金加入者の最後の砦・死亡一時金
・ケガや病気で障害が残ったら、国民年金から出る障害基礎年金
・扶養家族がいたら、上乗せ給付が手厚い障害厚生年金
・扶養家族なしでももらえる3級障害厚生年金
・国民と厚生とでこんなにある障害年金格差
・年金未納しても障害年金はもらえる?
・初診日がいつかで命運が分かれる障害厚生年金
・会社を辞める前に、必ず医師の診断を受けたい理由
・民間保険よりも年金知識が100倍威力を発揮する理由
【4章】困ったときの国民年金未納マニュアル
・紙切れ1枚提出するだけの免除・猶予
・年収いくらまでなら、保険料の全額免除が認められる?
・世帯年収700万円でも保険料が半額免除になるしくみ
・払わずもらえる国民年金の保険料免除制度のしくみ
・親と同居している人でも認められる「納付猶予制度」とは?
・免除・猶予が未納よりも100倍有利な理由
・失業したら、誰でもゲットできる全額免除
・“免除"“猶予"は、一刻も早く申請する
・一度の申請で3年1カ月分の免除を勝ち取る法
・生活に余裕ができてきたら、過去の不安を一掃できる追納制度
【5章】トクする年金の裏ワザ 若者編
・役所ではおトク情報は教えてくれない
・400円余分に納めると死ぬまで9万円がもらえる付加年金
・国民年金をまとめて納めると安くなるってホント?
・クレカ2年払いでポイント獲得の裏ワザ
・失業したら、後から免除申請できる特例免除カレンダー
・退職理由を会社都合に変えてトクする裏ワザ
・親と同居者に絶大な効果をもたらす世帯分離
・婚姻届を出さなくても、3号と認めてくれる役所手続き
・免除や3号認定の壁を突破する確定申告のススメ
・国民年金基金って、なんのためにある?
・国民年金基金って、ホントにおトク?
・終身2種類に確定5種類を組み合わせる国民年金基金
・国民年金基金に入ると納める税金がこれだけ安くなる
・国民年金基金のデメリットと意外な落とし穴
・60歳になってから年金を増やす裏ワザ
・やたらと宣伝されてるイデコって、なに?
・イデコの魅力は、納めた税金が一部戻ってくること
・イデコに入ると大損する4つの落とし穴
・イデコは、受け取るときにはどうなっている?
・石橋をたたいて渡る人と、ギャンブルする人の心得
・イデコと国年基金を組み合わせると節税効果大!
【6章】トクする年金のもらい方 基本編
・65歳までどうやって生きていくの?
・何歳まで、いまの会社で働けるのか
・何歳からいくら年金をもらえるか
【7章】トクする年金のもらい方 雇用保険編
・雇用保険をもらうと年金停止?